芸能
古谷敏氏×前田日明氏「ウルトラマン」特別対談

《放送開始60年「ウルトラマン」特別対談》スーツアクター・古谷敏氏が明かす“ウルトラマンの戦いの動き”「殺陣師もいないなか即興で創り上げていった」

放送当時の秘話を語った古谷敏氏(左)。右は前田日明氏

放送当時の秘話を語った古谷敏氏(左)。右は前田日明氏

 1966年の第1回放送から令和の現在も、絶大な人気を誇る『ウルトラマン』。その初代スーツアクターである古谷敏氏が、放送当時の秘話を語った『60年目のスペシウム光線』(小学館新書)が10月1日に発売される。熱狂的ウルトラマンファンだという元総合格闘家の前田日明氏が駆けつけてくれ、常に強大な敵と対峙してきた2人による貴重な対談が実現した。【前後編の後編。前編から読む

怪獣とアンドレの“足”

古谷:前田さんが新日本プロレスに所属していた時代は、アンドレ・ザ・ジャイアント(公称では身長2メートル23センチ、体重236キロ)に代表されるような大型のレスラーが多かったですよね。

前田:新日本が体の大きい外国人選手を好んでいましたから。

古谷:組み合うのも大変? アンドレは。

前田:それよりもまず、足の太さ、頑丈さに驚かされますね。ゴモラやレッドキングみたいな大型怪獣の足がぶっといのもうなずけるんですよ。あの強靭な足があってこそ、怪獣もアンドレも機敏に動ける。

 あるとき、アンドレとの試合で、足を攻めてみようと思い、ローキックを膝の裏側にスパーンと叩き込んだんです。自分では手応え、いえ、足応えがあって、明日の試合、アンドレは足が痛くて出てこられないと確信したんですが、平気な顔して試合に出ていました(笑)。

古谷:アンドレも怪獣だったんだね(笑)。

前田:古谷さんも戦いづらかったのは、大型の怪獣だったんですか。

古谷:それも四足歩行のね。重いし、圧力が凄いし、ツラかった。ダダのような人型の星人は、相手の体重を僕がコントロールできたので、戦いやすかったですけど。

前田:スーツアクターの方の体重が約70キロとして、その上にスーツの重さが50キロ以上はあるんじゃないですかね。となると、合計約120キロ! その重さを相手にして戦うのって、心身ともに相当バテてしまいますよ。

古谷:大型怪獣になれば、もっと重くなるかな。

前田:しかも初代ウルトラマンのスーツはダイビングスーツで作られていて、ピタッと体に張り付き、皮膚呼吸ができない。さらにスタジオのライトの熱さもある。想像を絶する肉体的な苦しさがあったと思います。

古谷:よくご存じで。

前田:そんな環境で毎回、自分より重い怪獣相手に投げたり、持ち上げたり、よくぞ最終回まで持ちこたえられましたよね。

古谷:それは役者としての根性ですよ(笑)。ただ、根性の二文字では片付けられない壮絶な体験もしました。そういった当時の撮影現場での苦闘の日々は、発刊される『60年目のスペシウム光線』に詳しく綴られています。

前田:楽しみですね。

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