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【インタビュー】朝ドラ『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり「オーディションはとにかく楽しかった」「人の“1嬉しい”が、私は“10嬉しい”んだと思います」 

『ばけばけ』でヒロインを務める高石あかり

『ばけばけ』でヒロインを務める高石あかり

 9月29日から放送開始の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK)の主人公は俳優・高石あかり(※高ははしご高)が務める。映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズやドラマ『御上先生』(TBS)、『グラスハート』(Netflix)をはじめ、話題作への出演が続く高石の役柄の振れ幅は大きく、時に“憑依系”俳優と評される。しかし、高石本人にとっては“憑依”をしているつもりは全くないという。『ばけばけ』のオーディション当時の思い出、演じる時の意識を訊くと、高石が抱えている強い信念が見えてきた。(一部敬略称。前後編の後編) 

「失敗しても楽しいからいいかな」 

 応募者が何千人にものぼる朝ドラのオーディションでヒロインの座を掴んだ高石は、小泉八雲の怪談を丸暗記して臨むほど、『ばけばけ』に対しての思い入れが強かったというが、自然体でもあった。 

「今まで2回朝ドラのオーディションを受けてきて、その時はめちゃめちゃ緊張していたのですが、3回目の今回は全然緊張しなくて。前まではワクワクと緊張でずっとふわふわ浮いているような感覚でしたが、今回は『あ、そうか、明日オーディションだ』くらいの感覚でした。 

 どちらかというと、朝ドラのオーディションに行くというより、『朝ドラのスタッフさんたちと会う日だ』という気持ちでした。最終審査のお芝居をし終わった後には、スタッフさんたちとお話をする時間を作ってくださって。そんなことは今までなかったですし、そこで作品に懸ける思いや作品がつくりだそうとしている世界のことをたくさん知ることができた。今回の『ばけばけ』ではなくても、今もコミュニケーションを取れていることが嬉しいと思うぐらい素敵なスタッフさんばかりです」(高石、以下同) 

 ある審査では、参加者が母娘役を演じるワークショップが行なわれた。その際にひとりの参加者以外は台本の内容的に感情を出しやすい母役の方を選んでいたが、唯一高石だけが娘役を買って出た。 

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