古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
ヒーローに求められることは変わらない
古谷:そういえば、藤岡さんの娘さんが今度、仮面ライダーに変身するらしいじゃないですか。まさに、ヒーローの伝承を父親と娘で具現化されたような話ですよ。
藤岡:だからといって、誤解していただきたくないのですが、私は関係各位にヘンな圧力をかけていませんから(笑)。
古谷:みんな、わかっていますって。藤岡弘、がそんなことを画策する男じゃないのは(笑)。
藤岡:娘が仮面ライダーのオーディションを受けてもいいかって相談に来たんでね、自分がやりたいと思うのであれば、頑張りなさいとは言いました。娘がライダーになりたいと申し出たのは幼少の頃より、私なりの正義とは何かを説いてきたからでもあるような気がしてます。
古谷:仮面ライダーになるためのアドバイスはしました?
藤岡:ええ。変身ポーズは腰の入れ具合が大事だぞ、とは言いましたが。
古谷:素晴らしい(笑)。結局、たとえ令和の時代になってもヒーローに求められることって、昔と変わらないんですよ。
藤岡:子供たちの目の輝きを失わせないために、己を磨き続ける。それに尽きます。
(了。第1回から読む)
【プロフィール】
古谷敏(ふるや・びん)/1966年『ウルトラQ』(ケムール人役)出演を経て、同年『ウルトラマン』のスーツアクターに抜擢。近著に『60年目のスペシウム光線』(共著、小社刊)。2026年1月10日に池袋HUMAXシネマズにて前田日明氏とのトークイベントを開催。
藤岡弘、(ふじおか・ひろし、)/1965年、松竹映画にてデビュー。1971年『仮面ライダー』の主演で一躍人気俳優に。主演、出演作多数。次女の天翔天音が2026年1月配信予定の『仮面ライダーアインズwithガールズリミックス』(東映特撮ファンクラブ)で主演を務める。
取材・文/佐々木徹 写真/藤岡雅樹
※週刊ポスト2026年1月2・9日号
