司法解剖の結果、死因は窒息死と判明した(知人提供)
「3年くらい前、松倉さんと工藤さんが2人で午後7時くらいに来店してくれたことがあります。滞在は1時間半くらいだったかな……。2人で寄り添いながら飲んでいましてね、誰がみても恋人同士の雰囲気でした。細かい会話内容は覚えていませんが、距離感や雰囲気を見れば、友達関係ではないというのは一目瞭然でしたよ。奥さんも住む自宅から数百メートルしか離れていない店で、こんな風に飲んでいて大丈夫かなって思っていました」
現場となったバーのある飲み屋街では、これ以前から「2人が付き合っているというのは公然の事実」になっていたという。
「松倉さんのお店で工藤さんが泥酔してしまうことがたびたびあったんです。そうなるとみんな帰る準備をするのですが、松倉さんは介抱をする。その様子は、どう見ても恋人関係のようでした。工藤さんはそのままバーに泊まることもあったようです」
松倉容疑者は、家庭と工藤さんとの関係をどのように両立していたのだろうか。
「松倉さんは『嫁とはセックスレスなんだよ』と愚痴をこぼしていた事もありましたし、夫婦仲は良くなかったんじゃないかな。奥さんとは、バーがオープンしてから1年後にお店で知り合ったらしいですが、その後程なくして子供を授かったこともあってか、仕方なさそうに結婚しようかなみたいなことを言っていましたね」
容疑者の妻の実家を尋ねると、親族と見られる女性が言葉少なくこう話した。
「私達も何もわからないんですよ……どうぞお引き取りください」
事件の直前にも松倉容疑者は工藤さんと一緒にいたところが目撃されている。その様子に事件を予感させるものはあったのだろうか──(次の記事を読む)。
