女性の上に四つん這いになっているアンドリュー元王子(DOJ)より)
被害女性の証言と「公開された写真」が持つ意味
2025年4月に亡くなったヴァージニア・ジュフリーさんは生前、米国および英国の司法当局、さらには複数の主要メディアに対し、エプスタイン氏の周囲で行われていたとする性的搾取の実態について詳細な証言を行ってきた。
彼女の主張によれば、10代半ばの頃、エプスタイン氏と元交際相手ギレーヌ・マクスウェル受刑者の管理下に置かれ、有力者との面会を強要されたという。その中の一人として名前を挙げたのが、当時英王室の要職にあったアンドリュー元王子だった。
ジュフリーさんは、2001年、ロンドンでアンドリュー元王子と面会し、性的関係を強要されたと主張してきた。対するアンドリュー元王子側は、これらの主張を一貫して否定し、「そのような行為に及んだ事実はない」と反論してきた。
しかし今回公開された写真は、ジュフリー氏が長年語ってきたことと、少なからず重なり合う印象を与える。
犯罪にまつわる直接的な証拠とは言えないものの、これまで証言として語られてきた状況を、視覚的・直接的に想起させる資料が初めて公の場に出た意味は小さくない。
◆高濱賛(在米ジャーナリスト)
