安楽死一覧

【安楽死】に関するニュースを集めたページです。

今年84歳を迎えた元TBSアナウンサーの鈴木史朗氏は人生の最期をどう考えるか(時事通信フォト)
鈴木史朗アナが考える人生120年時代「安楽死を合法にしてもらいたい」
「人生100年時代」どころか「人生120年時代」も現実味を帯びてきた日本社会。報道番組はもちろん『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)の名物コーナー「ご長寿早押しクイズ」などバラエティ番組でも人気を博した元TBSアナウンサーの鈴木史朗氏は、御年84とは思えぬ若々しさをキープしているが、本人は「120歳まで生きるくらいなら安楽死を選びたい」と語る。 * * * 早いもので、今年の2月で84歳になりました。日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳だから、そろそろ“逝ける”かなと思っていたのに、人生120年時代? 冗談じゃないですよ(苦笑)。 いくら医療が進化するといっても、年老いて脳や身体の機能が衰えたら自立した生活が難しくなり、妻や娘を頼らざるを得なくなります。運よく健康で長生きできたとしても、自宅の修繕や老人ホームの入居には結構なお金がかかります。そう考えると120歳までの残りの人生なんて、まるで“生き地獄”のようなものです。 以前、NHKのドキュメンタリーで、神経系の難病を患った日本人女性が、安楽死が合法化されているスイスに渡るという番組を見たんです。彼女は耐え難い苦痛と戦い抜いた末に、「自分らしさを保ったまま死にたい」と望んで安楽死を選びました。 もちろん安楽死は自殺行為であり、誰かを“手伝う”と自殺幇助になりかねません。そもそも日本では法的に認められておらず、この国の風潮からすれば、本人が自由意思で安楽死を選ぶのではなく、「そろそろお父さんも安楽死してもらわないと」という圧力に転じてしまう恐れもあります。 それでも私はNHKの番組を見て、安楽死は「一つの救いではないか」と思いました。痛みや苦しみを抱えてまで生きたくない、「いっそ殺してくれ」という壮絶な状況に陥った際、安楽死という選択ができるのであれば、その人の人生の最後の望みが叶うと思ったのです。「寝入るように死にたい」 振り返れば、私は父の仕事の関係で幼少時代を中国で過ごし、3歳の時に天津の汚い川に落ちて赤痢で死にかけ、中学時代に走り高跳びをした際に落下して腹部を強打して「腸捻転」を起こしました。その時は終戦直後で麻酔がなく、そのまま開腹手術をして、ものすごく痛かったけど、大人になってからは今に至るまで、大ケガや大病をしていません。これから死ぬまで、できれば辛い闘病が必要になる疾患とは無縁のまま人生を終えたいですよ。 24歳でTBSに入社してから、72歳で『水戸黄門』のナレーションを終えるまで、ありがたいことに第一線で働き続けてきました。今はようやく黄門さまのような隠居生活に入って、好きなテレビゲームをしたり孫と遊んだりして、穏やかに過ごしています。同じく80代の妻も大病を患うことはなく今のところ私と同じように元気で過ごし、趣味を楽しむ毎日です。 夫婦ともども健康なので、死や病気について語り合うようなことはせず、「お互いそう長くはないから、気楽にやっていこう」と話しています。せっかく健康なのに死や病気のことを考えて、余計な心配をするのは身体に悪いですからね。 この歳になると認知症になる可能性もあるので、ボケ防止のためにゲームや読書をして脳トレにも励んでいます。認知症をすごく恐れているわけではないけれど、仮に自分が認知症を発症したら、進行させないよう意地になり、いろんな治療法にトライするでしょうね。目の前の苦難に抗ってこその人生なので、毎日毎日、自分との戦いを繰り返すはずです。 とはいえ私自身、人生にやり残したことや悔いはありません。ここまで来たら、「ちょっと昼寝でもしてくるわ。失礼します」と家族に伝えてそっと目を閉じ、健康なまま寝入るように死んでしまうのが理想です。 逆にどうしても避けたいのが、周りに迷惑をかけながら生き永らえることです。それは私にとって「人生最大の屈辱」です。だからこそ、不測の事態が生じてある日突然、自分が寝たきりになってしまったら、安楽死することを本気で望みます。 この先、日本で安楽死が議論されるようになり、安楽死を可能にする法案が国会に提出されても、日本の風土からして法案成立が難しいことはわかっています。それでも私は、安楽死を法制化してほしいと望む考えです。人生120年時代、寝たきりになって妻や娘に迷惑をかける前に、自分の人生の幕を閉じる主導権を握りたいと心から願っています。※週刊ポスト2022年4月29日号
2022.04.21 11:00
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 有罪確定した日大前理事長の独占告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 有罪確定した日大前理事長の独占告白ほか
 4月18日発売の「週刊ポスト」は、出口の見えないウクライナ戦争がいよいよ日本人の生活を脅かし始めた現状と対策を巻頭特集し、あわせていわれなき攻撃を受ける在日ロシア人たちの悲痛な声を紹介する。有罪が確定した田中英寿・日大前理事長のスクープ告白、どこよりも早い参院選の注目候補密着など、注目記事が満載です。今週の見どころ読みどころ◆「人殺し!」と怒鳴られた――在日ロシア人への非道な仕打ち母国やその指導者と、戦争に反対しつつ外国で暮らすロシア人は当然、分けて考えなければならない。しかし現実には、日本に住むロシア人にも被害が多発している。本誌取材に答えた飲食店店主は、出してもいないメニューを「ひどいものを食べさせられた」と口コミに書かれた。たばこ店で「人殺し!」と怒鳴られた人や、ロシアに残した家族と断絶した苦しみを明かす人もいた。いま、日本人の良心と見識が問われている。◆<スクープ>田中英寿・前理事長が独占告白「日大は乗っ取られる」附属病院の建て替え工事に絡む脱税事件で有罪が確定した田中前理事長が沈黙を破って本誌に独占告白した。脱・田中体制を進める大学に対しては、「外部の勢力に乗っ取られる」と自説を展開し、疑惑の真相については「とにかく終わったこと」とした。生徒への謝罪も口にしてこなかったが、「全力で大学と生徒のために尽くしてきた」と自己弁護した。◆佐々木朗希を「県大会決勝で投げさせなかった」恩師が監督を退任していた!19奪三振完全試合という大記録を達成したロッテの佐々木は、高校時代から160キロ超えの速球で怪物と呼ばれたが、同時に甲子園のかかった県大会決勝で登板しなかったことが論争を呼んだこともよく知られる。母校・大船渡高校の國保陽平・監督が投げすぎを懸念して決めた苦渋の選択だったが、今回の快挙にも同氏のコメントはなかった。國保氏と旧知のノンフィクションライター・柳川悠二氏が大船渡を訪ねると、なんと同氏は昨年、監督を退任していた。あの「英断」が影響していたのか――。◆NHKが“またも”字幕改変でウクライナ戦争をミスリードか東京五輪の記録映画をテーマにしたドキュメンタリーで、ありもしない事実を字幕で付け加えるという大スキャンダルを起こしたNHKが、今度はウクライナ避難民のインタビューで、音声の内容と全く違う字幕を付けていたことが発覚した。現地の言葉に精通した専門家も、「意訳と言うには無理がある」と指摘した。こうなるともう、NHKでは字幕捏造が常態化しているのではないかと疑いたくなる。NHKはどう答えたか――。◆オリックス・吉田正尚が「空港を靴下で歩く」奇行! 直撃に本人は……佐々木朗希の完全試合で3三振を喫した吉田が、その2日前、空港で奇行を目撃されていた。なんと、スーツにネクタイの出で立ちで、フェンディの靴を手に持って、靴下のまま歩いていたというのだ。真偽を確かめるため本人に取材を申し込むと、事実を認めたうえで、驚きの理由を明かした。◆新山千春が「マッチングアプリで恋人ゲット」はホントなの?新山千春がマッチングアプリで出会った男性と真剣交際しているとスクープされたが、彼女ほどの有名タレントがマッチングアプリでお相手を探すことなど本当にあるのだろうか。周辺や芸能界の事情通を取材すると、いまどき芸能人たちの意外な「生態」が浮上した。◆参院選「目玉候補」たちが明かす「私が国会を目指すと決心したワケ」元おニャン子クラブの生稲晃子、マラソンの松野明美、漫画家の赤松健ほか、7月の参院選では過去にも増して有名人や「話題の人」が数多く立つ。彼らはどんな経緯で候補となり、赤じゅうたんを目指す決意をしたのか。それぞれの事情と思いを聞いた。◆朝日新聞「エース記者」が「安倍元首相の顧問」名乗って懲戒を受けた裏事情保守陣営のスターである安倍晋三・元首相にとって、“左派の象徴”である朝日新聞は不倶戴天の敵だったはず。それなのに、その朝日のエース記者が「自分は安倍元首相の顧問」と名乗って「週刊ダイヤモンド」編集部に「ゲラを見せろ」と要求した一件は、政界のみならず朝日OBたちをも驚かせ、呆れさせた。安倍vs朝日の因縁と、安倍氏の巧妙なメディア支配を検証した。◆江本孟紀、荻原博子ほか「4回目ワクチンは打ちたくない」3回目のブースター接種がようやく進んできたところだが、政府は早くも4回目接種を検討し始めた。ワクチンに効果があること、接種から時間が経つと抗体価が下がってしまうことは科学的に証明されているが、とはいえワクチンに頼るばかりで、しかも個人のリスクや体質を考慮せず一律に繰り返し打たせる政策に対する不信も広がりつつある。本誌は、あえて4回目接種に否定的な著名人、一般市民の声を聞いた。◆<グラビア特集>大谷は年収30億! 日本人アスリートの長者番付一流アスリートは、プレーだけでなく収入でも庶民に夢を与える。今年も二刀流で活躍する大谷翔平の推定年収は30億8000万円。野球と並ぶ高収入競技であるテニスの錦織圭、大坂なおみ、ゴルフの松山英樹も同じくらい稼いでいる。先日、歴史に残る世界統一戦で世界を沸かせたボクシングの村田諒太、ビッグボス新庄など、注目のアスリートたちの羨ましいセレブぶりを特集した。◆日本一の大富豪になったキーエンス・滝崎武光社長とは何者か保有資産日本一とも推定されているキーエンス社長の滝崎氏は、メディアに出ない経営者としても知られる。社員の平均年収は2000万円、利益率は50%という超超優良企業を一代で築いた“謎の起業家”の素顔に迫る。◆ビートたけし「タバコもギャンブルも許されない『成人』ってなんだっての」この4月から成人年齢が18歳以上とされた。しかし、喫煙や飲酒、公営ギャンブルは引き続き「20歳になってから」。たけしは「酒やギャンブルを許すと何をやらかすかわからないヤツラに国の未来を左右する選挙権を与えるとしたら、国が選挙権を非常に軽く見ている証拠」と苦言を呈した。◆<巻頭特集>値上げ地獄を生き抜く資産防衛「9か条」ウクライナ危機と円安で、日本人の生活はじりじりとコストアップしている。すでに本誌が指摘したとおり、長い目で見てインフレ社会は悪いことではないが、目の前の生活防衛は必要だ。食料、生活用品、ガソリンなどをいかに安く手に入れるか、そして圧迫される家計を助ける収入・資産の増やし方を10ページで大特集。◆元TBSアナ・鈴木史朗「人生120年なら安楽死を合法にしてもらいたい」遠からず人生120年時代がやってくるとも予測されるなか、健康に楽しく豊かに老年を過ごす政策や制度は全く見えてこない。本誌はその「灰色の未来」を多角的にシミュレーションしたが、この問題をどう見るか取材した84歳の鈴木氏は、「安楽死を法制化してほしいと望む」と明言し、「自分の人生の幕を閉じる主導権を握りたいと心から願っています」と問題提起した。※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!
2022.04.18 07:00
NEWSポストセブン
「孤独」や「孤立」をどう対処するか(イメージ)
孤独とストレスは肥満より死亡リスクが高い 一人暮らしでの対処法
 どのように老い、死を迎えるかを考えたとき、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師は、自分自身を上機嫌にして老いを楽しむ「老い楽死」がよいと思うようになった。老いを楽しむための障害として立ちはだかるストレスや孤独は、どうやって回避できるのかを解説する。 * * * 老化を進める生活習慣として、運動不足や食事の偏り、肥満、喫煙などがあるが、過度なストレスもその一つである。 ストレスは全身に慢性炎症を起こし、それが高血圧や動脈硬化、脳卒中、あるいは脳細胞の慢性炎症によって認知機能の低下などの原因になるといわれる。最近はがんも慢性炎症が関係しているという。 もう一つ、見過ごせないのが、「孤独」や「孤立」である。アメリカのブリガムヤング大学は、340万人以上のデータから、「孤立」や「社会的孤立」「一人暮らし」が死亡リスクを高めると発表している。これらは肥満よりも健康に悪いというから、想像以上に深刻だ。 もう少し詳しく言うと、「一人暮らし」の人は死亡リスクが32%高くなり、人とのつながりがない「社会的孤立」の状態だと29%高くなる。「孤独感」があると26%高くなる。 厚生労働省研究班がアメリカの医学雑誌ストロークに発表した論文を見ると、男女4万4000人を対象にした調査で、社会的な支えの最も少ないグループは、最も多いグループより脳卒中による死亡が1.5倍多かった。 東北医科薬科大学の福地成氏らの研究によると、妻と死別や離婚した男性、未婚男性は、自殺リスクが高い。この傾向は男性のみで、女性ではそのような傾向は見られなかったのも興味深い。男のほうが孤独に弱いのだろうか。また、中年で独り身になった人は、アルツハイマー病の発症リスクが3倍高いというフィンランドのデータもある。 孤独は行き過ぎると、ストレスになり、慢性炎症が起こりやすくなる。うつ状態にもなりやすい。ストレスで過食傾向になり、肥満や糖尿病の原因となることも、健康を害し、老化をすすめると考えられる。「安楽死」よりも「老い楽死」 いま、家族がいるから大丈夫と思っていても、家族の中で孤独を感じることもある。夫婦二人暮らしでも、どちらかが必ず先に逝き、残された人は一人になる。 結局、孤独に対処するには、「気」のもちようが重要になるのではないか。老いは個人戦である。一人暮らしでも、同居人がいても、精神的に自立し、一人で生きる覚悟をもつことが必要なのだと思う。 一方、「社会的孤立」は、自分で何とか解消できる部分もある。以前、安楽死問題で対談した脚本家の橋田壽賀子さんは、「友だちはいらない」と言い続けていた。夫に先立たれてから一人暮らしだったが、行きつけのレストランのシェフや、スポーツジムのトレーナー、仕事関係の人など、さまざまな人たちとのつきあいを続けていたそうだ。 心の中をさらけだすような濃厚な人間関係ではなく、ほどよい距離感のゆるやかな関係があることが、老いを生きるうえでは、大事なセーフティネットになる。それは、人によっては介護サービスになるかもしれないし、顔なじみのご近所さんかもしれない。 結局、橋田さんは、豪華客船の旅を楽しんだり、好きな仕事をして人生をまっとうした。安楽死は必要なかった。老いを楽しむ「老い楽死」と言ってもいい。新型コロナの巣ごもり生活は老いの疑似体験 コロナ禍の巣ごもり生活が1年半に及んでいる。自由な行動が制限され、「死」を身近に感じるこの経験は、まるで「老い」の疑似体験だ。実際、老いを進めてしまった中高年も少なくない。いわゆる「巣ごもり老化」である。 この状況のなか、ぼく自身は次の5つを実践するようにしてきた。【1】有酸素運動(ウォーキング)と筋トレで体を動かす【2】ネガティブなことを言わない【3】新しいことにチャレンジする【4】意識的に笑顔を作る【5】人の助けになることをする。 これらを心がけることで、家の中の空気がよくなった。こうやって自分自身を上機嫌にすることは、老いを快活に生きていくうえでも大切なことではないだろうか。 ところで、最近、もう一つ項目を加えたいと思っている。【6】積極的に年齢をサバヨミすることだ。ただし、「鎌田實37歳です」(実際は73歳)などと言うと、「記憶障害」と診断されてしまうので、注意が必要である。※週刊ポスト2021年10月1日号
2021.09.26 11:00
週刊ポスト
諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師
鎌田實医師「6秒間の心停止」で改めて考えた「死」と「老い」の覚悟
 患者になってみて、初めて知り、感じられることがある──。心房細動の治療で入院した、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師が、「老い」と「死」について改めて考えた。 * * * ホルター心電図を着け、24時間の不整脈の状態を調べた。その結果をみた主治医が、慌てて電話をかけてきた。夜間の睡眠中に6秒間、心停止しているというのだ。 心房細動による脳梗塞予防のため、アブレーション(電気的焼灼術)を受けたが、すっぱり改善とは言えない状態が続いている。主治医は、念のためペースメーカーを入れることを考えたほうがいいと言う。 確かに、服薬治療をしているのに、4~5秒の心停止がある場合はペースメーカーも検討される。だが、ぼくは、現時点でのペースメーカーは断った。 それにしても、「6秒間の心停止」というのは、自分でも少し驚いた。そのままこの世とオサラバということも、可能性は低いが、無きにしもあらずである。 しかし、ビビっていたら、何もできない。大事をとって動かないでいたら心房細動の発作は起こりにくいが、筋肉は減り、老化が進んでしまう。長期的にみれば、マイナスのほうが大きくなってしまうだろう。 だから、主治医には「そのまま心臓が止まったとしても、先生を責めないよ。家族にも、ぼくの覚悟はちゃんと伝えているから大丈夫。生きている間はピンピンしていたい。生きる長さにはこだわっていない」と伝えた。 主治医はわかりました、と納得してくれた。「死」の覚悟より難しい「老い」の覚悟「6秒間の心停止」にもあまり動揺せず、楽観的に捉えられたのは、以前から「死」を覚悟しているからだろう。 思い出すのは、脚本家の橋田壽賀子さんのことだ。4年ほど前、月刊「文藝春秋」で、安楽死や尊厳死について対談をした。彼女は認知症になったら安楽死したいと発言し、物議をかもしていた。 それに対して、ぼくはこんなふうに答えた。認知症はいろんな段階があり、症状と環境によっては普通に生活できることも多い。どの段階の認知症になったら安楽死がしたいのか判断が難しいのではないか、と。 そもそも日本では、安楽死は認められていないし、医師としてはとうてい受け入れられない。けれど、橋田さんの気持ちはよくわかった。「自分らしさ」を失ってまで、無理して生きたくないということなのだ。「死」の覚悟よりも、自分の一部を一つひとつ失っていく「老い」の覚悟のほうがはるかに難しいのだ。そして、「死」の覚悟がなければ、「老い」を思い切って生きる覚悟も生まれない。 笑ってしまったのは、橋田さんは安楽死を望んでいるといいながら、血液検査が大好きで、毎月病院へ行って検査をしていること。人間ドックも頻繁に受けている。バランスボールを使って、きちんと体幹の筋トレもしている。 安楽死を望みながら、健康に気を遣うなんて、矛盾しているように思える。けれど、「いつか死ぬ」と覚悟することは、「早く死にたい」ということではない。生きている限りは、自分が思うように生きたい、ということなのだ。 橋田さんは今年4月、95歳で亡くなった。急性リンパ腫のため入院していたが、延命治療拒否の意思を聞かされていた俳優の泉ピン子さんが、熱海の自宅に連れ帰り、看取った。本人が望んだ形の、穏やかな最期だったようだ。完全な治癒はないから微調整が大事 ペースメーカーを提案されたぼくだが、心房細動の治療は当面の間、抗不整脈薬を使い、様子をみることにした。 その一方で、睡眠時無呼吸症候群が見つかり、心房細動の原因である可能性が浮上してきた。睡眠時無呼吸症候群は、日本では200万人いる。高血圧のリスクが2倍になり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクは4倍になる。恐ろしいことに、本態性高血圧の26~48%が、睡眠時無呼吸症候群を合併しているというデータもある。高血圧で治療中の人は、一度チェックしたほうがいい。 熟睡アプリという便利なものがあって、睡眠中の振動や音に反応して、睡眠中、どのくらいの時間、いびきをかいているかを記録してくれる。ぼくも、このアプリを使い、一晩に合計49分間、いびきをかいていることを知った。 いびきの原因の一つは、寝相によって気道が狭くなること。さらに気道が閉塞すれば無呼吸になる。脳腫瘍や脳卒中などで、呼吸中枢に異常がある場合、気道の閉塞とは関係なく無呼吸になることもある。 ぼくの場合は、気道の閉塞型なので、枕を調整することにした。「いびきストップ」という枕を2つ買って、試してみた。すると、熟睡アプリで、いびきの時間が1分未満になった。枕だけでこんなに気道が確保されるのか、と驚いた。さらに、諏訪中央病院の歯科口腔外科でマウスピースを作ってもらっている。 睡眠の質がよくなったおかげか、日中の体調もよくなった。無呼吸が無くなり、心臓への負担が軽くなって、心房細動の発作が減ることを期待している。 もちろん、いずれペースメーカーが必要になったときには再検討する。だが、今の時点では安易に大がかりなことはせず、自分で確認しながら、微調整を繰り返していきたい。それが、老いを受け入れる準備になると思っている。老いを生きるとは、「鎌田らしく」なっていくこと さいわい心エコー検査で、心臓の機能はよいと言われた。心房細動の発作さえ落ち着けば、またあちこち飛び回れるという。 ただし、以前とまったく同じように戻ろうとは、考えていない。好奇心に従って日本中、世界中を飛び回るのは止めないが、自分を休ませる時間もとって、がんばったり、がんばらなかったりを行き来したいと思っている。 そして、がんばる内容も変えていかなければならないだろう。今までは、医師としての仕事、作家としての活動、趣味のスキー、国際医療支援を行う2つのNPO、地域医療を進める地域包括ケア研究所の活動など、全方位的に多くの時間と労力を費やしてきた。 しかし、これからは次世代へバトンを渡すことを意識しながら、本当に自分がやりたいことに的を絞っていこうと思っている。そう考えると、ぼくにとって老いと向き合っていくということは、今まで以上に「鎌田らしく」なっていくことでもある。 6月下旬、73歳の誕生日を迎えた。老いのとば口に立っている。これから、予想外のことに直面するかもしれない。それでも打ちひしがれず、生きる情熱の灯は大切にともし続けたい。 そのために、老いとどう向き合い、老いから何を学ぶのか。「新しい老い方」を探るのが楽しみである。※週刊ポスト2021年8月20日号
2021.08.11 16:00
週刊ポスト
各界の著名人は自身の最期をどう考える(写真は作家の呉智英氏)
呉智英氏、高田明氏、釜本邦茂氏が語る「理想の死」と「避けたい最期」
【NEWSポストセブンプレミアム記事】 自らの死、身近な人の死に深くかかわることだからこそ、安楽死、尊厳死には賛否がある。近年は「自らの死に方を自由に決める」ということを権利と捉えるような議論も登場している。“決断”が必要な局面に備えて、一人ひとりが自分の考えを持つことも重要だ。各界の著名人はどう考えるか。意見を聞いた。気持ちよく逝きたい「重病になって苦しむのは嫌ですね。糖尿を患い、肺炎も併発したのに、医学の進歩で死ねなかった母は、最後の1年はずっと“早く死にたい”と言っていた。安楽死も尊厳死も賛成です」 そう断言するのは、評論家で作家の呉智英氏(74)。日本では安楽死は違法、尊厳死はグレーとされるが、呉氏は、「2つに違いはあるのでしょうか」と問いを投げかける。「安楽死と尊厳死、または単なる自殺の場合でも、その線引きは難しい。たとえば、20歳の若者が人生をはかなんで死を望むことと、80歳で老い先が短く治る見込みのない病気を患った人が死を望むことに、どこまでの違いがあるのでしょうか。 もちろん、20歳の若者が失恋して自殺を望んでいれば『やめなさい』と止めるに決まっていますが、30歳で難病を患っている場合はどうなるのか。線引きをしようとすると、結論が出なくなる。私としてはそこを厳密にせず、安楽死も尊厳死も認めるのがいいと考えます」 呉氏の母親は、亡くなる半年前に発症した肺炎から回復した後、何度も「あの時に死ねばよかった」と話していたという。「なかなか『そうだね』とは言えませんよね(苦笑)。でも、もう糖尿で足の骨が露出しかけて、痛いし、苦しい。尊厳死にできたら良かったのかなと思います。一方で、医学的にどうやるのかの問題はある。麻薬のようなもので、意識レベルを下げていくことになるのか。とにかく、気持ちよく死んでいくのがいいって思うね」「まだ死ねない」という思いも 明確に賛成という意見もあれば、「まだ決められない」という声もある。通信販売大手「ジャパネットたかた」の創業者で実業家の高田明氏(72)だ。「私はある時期から、『117歳まで生きる』と言ってきました。『今を生きる』ということを信条にやってきて、安楽死や尊厳死について『答えを出すのは、時期尚早』というのが、今の私の考えです」 70歳を過ぎて、周りの友人が亡くなることも増えたが、それでもまだ「答えを出す時ではない」と考えているという。「(東大名誉教授の)姜尚中さんが『長崎新聞(5月27日付「コトノハとの出会い」)』に寄せた原稿に、〈全てのわざには時がある。(中略)あらゆる物事には起こるべきタイミングがある。この10年で僕も変わりました。時が熟成して初めて分かることがある〉 と書かれていました。『全てのわざには時がある』とは旧約聖書の一節だそうですが、いつか私も安楽死や尊厳死と向き合う時が来るのだと思います。その時に考えればいい、という思いです」 ただ、年齢を重ね、「死について考えるようになった」とも語る。「死というものに縁遠かった60代から、70代になった今、心身ともに衰える部分はあるわけで、だんだんと“考えないといけないのかな”と思うようにもなりました。 仲間と死に際について話す時も、60代の頃は『管を20本つないでも生きる』と言っていましたが、今は『10本くらいでもいいかな?』と、言うようになった。それが80歳になったら“5本でいいか、3本でもいいか”となるのかもしれません。もちろん、“やっぱり、管を20本つなぐ”と言うかもしれませんが(笑い)」 その上で、こんなふうに締めくくった。「安楽死と尊厳死についての考えは、自分の年齢や心身の状態だけではなく、周りの環境によっても変化すると思います。 安楽死を否定はしませんが、死というのは自分だけのものではない。『家族のためにまだ死ねない』ということもあり得るでしょう。“周りに対する責任を果たせた”“自分の役割は終えた”と思って死にたいですね」もし、家族が死を望んだら…「自分の最期は安楽死でもいいけど、家族が重病の時に死なせる決断ができるかといったら、それはできない」 そう語るのは、元日本サッカー協会副会長の釜本邦茂氏(77)だ。この問題を考える時、“家族が苦しんでいたらどうするか”という視点も重要だ。 理想の最期を「両親のような逝き方」だと言う釜本氏は、2003年、2004年と、続けて両親を見送った。90歳で他界した母、95歳で亡くなった父ともに、「誰にも迷惑をかけない最期」だったと振り返る。「死に目には会えませんでしたが、両親の逝き方が僕の理想。母は自宅の布団で眠るような最期を迎え、先に母を亡くした父は、老人ホームに入居した1年後に逝きました。2人とも最後まで認知症もなく、身の回りのことも自分でできた。あんな最期を迎えたいと思います」 そうした両親の最期を手本とする釜本氏は、「家族に迷惑をかけたくないから、安楽死と尊厳死に賛成」の立場を取る。法整備も進めたほうがいいと考えている。 ただ、「あくまでそれは選択肢のひとつ」とも強調する。「知人のなかには過剰にも思える延命治療を受けている人がいる。その家族はやはり、看護や介護で大変な思いをしています。そういう状況を見ると、自分が周りに迷惑をかけないためには、尊厳死はもちろん、安楽死でもいいと思っています。 けれども、家内や子供たちが生死の境にいるような事態になったら、一日でも長く生きてほしいと願うでしょう。今回の取材に答えるにあたって家内に聞いたら、『家族には(安楽死の判断を)できない』と、私と同じことを言っていました」 家族が安楽死や尊厳死を望んでいたら、その考えを支持できるのか──。 死は当人だけの問題ではなく、残された人たちの問題でもある。そのため、「元気なうちから家族で話し合っておくことが大切になるでしょうし、さらには、本人の意思を書面で確認できるケースに限るといったルール作りが必要ではないでしょうか」と、釜本氏は言う。「制度の整備を進めるなら、70歳の誕生日を迎えた時点で安楽死や尊厳死、延命治療についての自分の意思を役所に届け出るといった仕組みがあったほうがいいのではないか。考えが変わったら更新すればいい。 認知症になったら、本人の意思が確認できないケースもあるから、書面のかたちで家族が確認できるようにしておくのです。安楽死や尊厳死を認めるなら、残された家族が判断に苦しむことのないような仕組みづくりが重要だと思っています」認知症になったとしても「父は、尊厳死については明確に賛成しています」 そう語るのは、認知症研究の第一人者であり、自身が認知症を患っていることを公表している長谷川和夫氏(92)の長女、南高まり氏(58)だ。「父は1995年に、母と一緒に『日本尊厳死協会』に入会しました。クリスチャンである父はよく『生かされている』という言葉を使います。それは、人間は『人に支えられて生かされ、また、神に生かされている』という意味です。 病気やケガなどで回復の見込みがない場合に点滴やチューブでつながれて“ただ生かされる”、そうした自分の意志が届かない状態は望まないと父は話します」 2017年に「嗜銀顆粒性認知症」と診断された長谷川氏は、尊厳死を望む意思をどのように表明しているのだろうか。「2013年、父がまだ現役だった頃、尊厳死の宣言書と、『事前願い』として亡くなった時に連絡してもらいたい宛先や葬儀に関する要望が書かれた手紙を預かりました。何かあった時はこの通りにしてくれ、ということです」 どんな死に方を望むか──本人にも、家族や周りの人間にとっても重大な判断となる。だからこそ、自分の意思の伝え方について、一人ひとりが考えることが重要になる。※週刊ポスト2021年6月18・25日号
2021.06.08 11:00
週刊ポスト
泉ピン子さんは橋田壽賀子さんを「ママ」と慕っていた(映画『おしん』製作発表にて/時事通信フォト)
泉ピン子が語る橋田壽賀子さんの最期 私が「管を抜いて」と言った
 自分の死に時くらい、自由に決めたい──長生きが必ずしも“幸せ”ではなくなってきたからこそ、「安楽死」や「尊厳死」が注目されている。苦しみながら生きるくらいなら、穏やかな死を選びたいと願う人は少なくないが、日本では議論も法整備も進んでいない。 今年4月4日、『おしん』『渡る世間は鬼ばかり』など数多くの作品を手がけた脚本家の橋田壽賀子さんが、急性リンパ腫のため95歳で亡くなった。 橋田さんはかねて、「死に方くらい、自分で決めたい」と明かしていた。92歳の時に上梓した著書『安楽死で死なせて下さい』には、〈病院にせよ自宅にせよ、ただベッドに横たわって死を待つなら、そうなる前に死なせてほしい〉 と、綴られている。人に迷惑をかける前に死にたい──橋田さんの意思表明には大きな反響があり、「安楽死」や「尊厳死」を巡る議論に注目が集まるようになった。日本尊厳死協会理事の丹澤太良氏が解説する。「そもそも『安楽死』とは、医師による致死量の薬品投与などで死に至らせる“限りなく自殺に近い行為”を指します。一方、『尊厳死』は医学では手の施しようがない疾患で死期が目前に迫る患者が、人工呼吸器などの延命治療を拒否し、自然に近いかたちで死を迎え入れることを言います」 安楽死は、ベルギーやスイスなどでは合法だが、日本では法的に認められず、過去には関わった医師らが刑事罰に問われたこともある。尊厳死も法制化されておらず、「グレーゾーンの状態」(丹澤氏)となる。 そうした曖昧さもあり、本人が尊厳死を望んでいても周囲が延命治療を選択してしまうこともある。夫を先に亡くしていた橋田さんは前出の著書で、〈家族のいない私が昏睡状態にでもなったら、“最善の”延命措置をされてしまうに違いありません〉 と不安を綴っていた。実際には、どのような最期を迎えたのだろうか。橋田さんを“ママ”と慕って長年にわたり母娘のような交流を続け、最期を看取った女優の泉ピン子さん(73)に聞いた。「『(酸素吸入の)管を抜きますか?』と先生に聞かれて、『抜いてください』と伝えました。するとママは、眠るように、声も出さず亡くなりました」 そう明かす泉さんによれば、1か月ほどの入院生活を送っていた橋田さんは、本人の希望で4月3日に熱海の自宅に戻った。そして、翌日に息を引き取ったという。「亡くなった日は人工呼吸器をつけていて、すごく息が苦しそうに見えました。ママはずっと『老衰で死にたい』と言っていましたが、最期を決める家族が誰もいなかった。 先生に『管を抜くとどうなりますか?』と聞いたら、『息が浅くなり、苦しまずに楽になります』とおっしゃったので、ママの友達と一緒に『じゃあ、取ってください』とお伝えしました。そうすると、本当に息が浅くなって普通に寝ている状態のようになって……。『ママ!』って叫んだら一度パチッと目を開けて、私と目が合ったんです。それからまた目をつむって、そのまま息を引き取りました」私もあんな死に方がいい そんな橋田さんの最期を見て、「私もあんな死に方をしたいと思った」と、泉さんは語る。「病院から戻ったら、自宅の窓から満開の桜が見えて、『ママ、桜だよ』って。何十年もかけて大きくなった桜が、絵画のようになってね。それが、ママが亡くなったら雨が降って全部葉桜になったの。周りにはお手伝いさんや私や友達がいて。そんな理想的な死に方ってある? 最高ですよ」 結局、橋田さんが考えていた「安楽死」とは違うかたちとなったが、周囲からは穏やかな最期に見えたという。泉さんはこの経験を通して「死について考えた」と続ける。「いくら安楽死を望んでいても、死期に合わせて(外国人でも安楽死ができる)スイスに行けるわけではない。そもそも『100歳まで生きる』と言っていた人が、あんなに急に死ぬんですからね。ママを見て、『自分の思った通りには死ねないんだ』って、改めて難しさを感じました」 また、橋田さんの延命治療を止めたことについては、複雑な心境を語る。「ママは、本当は死ぬことが怖かったんじゃないかな、とも思うんです。口では『安楽死、安楽死』って言っていたけど、本当はすごく臆病で、もっと生きたかったんじゃないかな。そうでなければ、血液検査のために毎月2回も病院に通わないし、あんなにたくさん薬を飲まないでしょう。 でも、もし私が同じ立場だったら管を抜いてほしい。だから、その判断について後悔はしていないという気持ちです」 そう言った後に、「でも正直、ずっと後悔はするかな。間違いじゃなかったのかなって……」とも付け加えた。安楽死や尊厳死は、本人にとって重大な問題であるとともに、残された者にも葛藤がつきまとう。戒名はいりません 橋田さんは生前、エンディングノートを書いたと話していたというが、「亡くなってみたら、それがなかった」という。「全部細かく書いてあるって言ってたのにね……。ママが言っていたのは、『お別れ会をしないでくれ』『誰にも知らせないでくれ』だった。“華やかな葬式をしてくれ”って言うと思っていたから意外でした。 だからお葬式はごく簡単なものにして、霊柩車も使わず、ただのバンみたいな車。お棺も焼いちゃうんだから一番安い木にして、お葬式には39万円くらいしかかかってないの。お経は私があげて、戒名はいらないって言っていたから、『橋田壽賀子』ですよ」 そうして看取りを終え、改めて「死ぬことが人生で一番大変なんじゃないかな」と感じたという泉さん。この経験が、自分の“人生の終え方”を考えるきっかけにもなったと話す。「安楽死が日本の法律で認められれば私も望みますが、法制化されていない今の状況では反対です。 尊厳死は大賛成。認知症とかでよくわからなくなって夫に暴言を吐くとかは嫌だし、管だらけになるのも嫌だから『私が役者として人前に出られなくなったら殺して』と、(医師である)主人には伝えています。人間として、最期は尊厳を持ちたいの」 身近な人の死を側で見ることは、「生を見つめ直すきっかけ」にもなる。※週刊ポスト2021年6月18・25日号
2021.06.07 19:00
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 五輪会議「仰天議事録」公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 五輪会議「仰天議事録」公開ほか
 6月7日発売の「週刊ポスト」は、グラビアオールカラー&大増ページの合併・特大号。スクープ満載、必見の美女グラビア満載です。 グラビアでは1980年代アイドルがカラーで復刻、さらに迫りくる大地震と「富士山噴火」を最新データでカラー図解する。もちろんセクシーグラビアも超充実。特集では、オリンピックを強行しようとする組織委とスポンサーの非公開会議の議事録を公開。まさかの発言が飛び交っていた。今週の見どころ読みどころ◆<カラーグラビア>『Momoco』を飾った80年代アイドル写真館1980年代はアイドル全盛の時代だった。ファンたちに愛された雑誌『Momoco』の巻頭グラビアを飾った当時の貴重な写真をカラーで復刻した。その瞳に吸い込まれるような美しさの後藤久美子をはじめ、森尾由美、斉藤由貴、姫乃樹リカ、生稲晃子、本田理沙、松本典子、渡辺満里奈、伊藤麻衣子らがよみがえる。まだ10代の本田美奈子の初々しい水着姿も必見!◆<カラー大図解>富士山大噴火と南海トラフ大地震最新の観測データと専門家の分析で、迫りくる大地震と富士山噴火をシミュレーションする。富士山は、東日本大震災によって「マグマ溜まり」の天井が割れており、噴火スタンバイの状態に入っているという。そして、歴史的に富士山噴火と南海トラフ地震は連動してきた。富士山の溶岩流と火山灰がどのように拡散するかの分析では、信じたくない結果が示された。溶岩は新幹線を呑み込んで神奈川県まで達し、東京都心はもちろん、房総半島、茨城県まで火山灰に覆われる。◆<スクープ>五輪スポンサー&組織委「マル秘議事録」を公開する専門家の忠告も国民世論も無視して開催に突き進んでいる東京オリンピック。そのエンジンになっているのは、IOC、日本政府、組織委員会、そして五輪スポンサーたちだ。そのスポンサー各社と組織委の非公開会議の議事録を公開する。「なぜ今、無観客と言い始めるのか。驚愕している。釈然としない」「中止すべきだという世論を逆転させる必要がある」など、国民には聞かれない前提だからこその“本音”が飛び交っていた。◆「菅さまのNHK」が「五輪中止論」をまったく報じなくなっている5大全国紙を含む大手紙が揃いも揃って五輪スポンサーになっていることで、新聞もテレビも本気で中止論を打ち出そうとしない。ここまでは政府と組織委の“作戦勝ち”だ。国内大手メディアでスポンサーになっていないのはNHKくらいなのだが、最近のNHKは政権べったりの姿勢が批判の的になっているように、「みなさまのNHK」からはほど遠い。そのNHKの報道に異変が起きていることに視聴者は気付いているだろうか。緊急事態宣言の延長が決まったその日、民放各局は菅首相会見でのオリンピック開催の是非に関する質疑応答を詳しく報じたが、なぜかNHKニュースでは、そのやりとりが「一切なかった」ことにされていたのである。◆<検証リポート>ワクチン接種の4日後に25歳男性は「飛び降り死」したワクチンの副反応については、一部の例を恐れすぎることなく正しい知識とデータに目を向けるべきだが、この記事で紹介するケースは専門家も結論を出せずにいる。医療関係者として先行接種を受けた25歳の男性は、その4日後に突然、精神に異常をきたし、「何、やべえ、最悪、最高です。楽しい」などと意味のわからない言葉を発し始めた。その後、精神科に向かう途中で自ら命を絶った。ほかにも接種後の自殺は世界中で報告されているが、ワクチンとの因果関係はいまだはっきりしない。記事のなかで専門家は、インフルエンザにおける「せん妄」や異常行動との類似性を指摘した。◆コロナ収束後に上がる株25ワクチン接種の進むアメリカでは、経済の急回復を見込んで株価が急騰している。日本市場もいずれその流れが起きる。すでに相場のプロたちは株を仕込み始めている。機関投資家が大きく買い増した17銘柄と、有名個人投資家が買っている8銘柄を公開する。ニュー・ノーマルで業績を伸ばす企業あり、今はコロナで「どん底」にある企業あり。◆昭和のカリスマからの「金言」昭和の偉人を振り返るシリーズは「師弟関係」に注目。師から弟子に伝えられた金言を紹介する。川上哲治から森祇晶へ、古賀政男から小林幸子へ、中曽根康弘から島村宜伸へ、大鵬から大嶽親方へ、林家三平から林家ぺーへ。「とにかく頭の中を空っぽにしろ。それが教わるということだ」「悔しいだろう。辞めないで頑張れ」「しゃがんだ後、人は立ち上がるんだよ」は、さて誰の言葉でしょう?◆「免疫力アップ」を信じてはいけないコロナへの不安を背景に、世には「免疫力に効く」と称する食品や商品があふれている。しかし、騙されてはいけない。免疫に効果があると認められている商品は、今のところたった一つしかない。それ以外の商品は疑ってかかるべきなのだ。消費者庁はすでに167商品に警告を発している。宣伝文句に惑わされないため、免疫とは何か、どうすれば免疫力が高まるのか、やってはいけないことは何か、専門家がわかりやすく解説する。◆泉ピン子が語る橋田壽賀子さんの最期「私が『管を抜いてください』と言いました」今年4月に亡くなった脚本家・橋田壽賀子さんには家族がなかった。その橋田さんを「ママ」と慕って寄り添っていたのが女優・泉ピン子さんだ。橋田さんは生前、「安楽死で死にたい」と公言して注目された。その最期に立ち会って泉さんは難しい決断を迫られた。延命治療を止める決断に、後悔はなかったか――。ほかに呉智英、高田明、釜本邦茂らが「安楽死と尊厳死」に意見を述べた。◆アパ不倫・袴田吉彦が金髪新恋人と同棲ライフアパホテルで不倫を繰り返したことで離婚し、その後、「不倫芸」で復活した俳優の袴田吉彦が、かつて妻と暮した都内のマンションで新恋人と同棲していた。そのラブラブぶりを撮った本誌取材班に対し、所属事務所も交際を認めた。◆こんな死に方では家族がバラバラ巻頭特集は「家族・親族を困らせない人生の幕引き」を徹底検証する。自宅、預金、保険などの遺産をどうするか、遺された妻と自分の親族の関係はどうなるか。編集部に寄せられた多くの実例、エピソードをもとに、「なんて死に方してくれたの!」と遺族が恨み節を吐かずに済む方法を紹介する。※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!
2021.06.07 07:00
NEWSポストセブン
高田明氏「自分の命を表現できるような死に方って偉い」
高田明氏「自分の命を表現できるような死に方って偉い」
 新型コロナは多くの人に「医療と死」を考えるきっかけを与えた。日本を含む先進諸国では、人はどのような医療を受けるか、あるいは受けないかを自分で決めることができる。しかし、感染症だけは別である。社会の安全を守るため、法律によって強制的に入院・治療させることができる。2021年2月には、それを拒否した者に過料を科すことができる改正感染症法が与野党の賛成で成立した。 もちろん、コロナにかかっても治療を拒否して死を選ぶという国民はほとんどいないだろう。しかし、入院はしたくない人、重篤な状態になったなら自宅に帰りたいと考える人、人工呼吸器はつけたくない人などはいるはずだ。もともと感染症法には行政が入院や治療を強制できる規定はあったが、これまで罰則がなかったのは、国民一人一人の自由と人権を尊重するためである。日本はそこから一歩、踏み込んだ。 国内ではまだ積極的安楽死は認められていないが、延命治療を拒否して自ら死を選ぶ消極的安楽死(尊厳死)は認められている。それが、コロナでは必ずしも認められない。家族にも会えない隔離病棟で、自分の治療方針を決めることを許されずに亡くなる患者の無念はいかばかりか。そうした悲劇が毎日どこかで起きているコロナ禍の日本で、『週刊ポスト』(6月7日発売号)は「安楽死」を特集している。延命治療を望まず4月に亡くなった脚本家の橋田寿賀子さん(享年95)を看取った女優・泉ピン子氏(73)のインタビューをはじめ、多くの著名人・論客が「医療と死」について語っている。その特集で「安楽死、尊厳死を選ぶかどうかは死期が近づいてみないとわからない」と率直に述べたのが、ジャパネットたかた創業者の高田明氏(72)である。常々「117歳まで生きる」と豪語している同氏に、改めて「理想的な死に方とは何か」を訊いた。 * * * 60代までは、死というものを身近に考えることはほとんどありませんでした。しかし、70代になり、周りの友人も何人も亡くなり、やっぱり身体の衰えというのも出てきますから、そういうことを考えなきゃいけないのかなと思うようになりました。 でも、まだまだ修行が足りなくて、人間の死ってなんだろうという答えは出ない。先日亡くなった橋田壽賀子さんが、いつも「安楽死で死にたい」とおっしゃってましたよね。それは橋田さんが90歳を過ぎてそういう感じ方をされるようになったのではないでしょうか。だから僕も今の歳で安楽死や尊厳死の答えを見つけるのは難しい。きっと、80、90と歳を重ねていくなかで何か見えてくるのでしょう。 死って自分だけのものじゃないですよね。周りの人にとっても自分の死は特別な意味がある。そう考えた時に、周りの人のために一日でも長く生きられるならそうしたいという考え方もあります。だから、絶対に尊厳死を選ぶと言っていても、実際はそうしない人は多いし、それでもいいと思うんです。 樹木希林さん(2018年没、享年75)の飄々とした生き方を見ても、先日がん治療のためにオーストラリアに渡った西郷輝彦さん(74)を見ても、やっぱりみんな偉いなあ、自分の命を人のために表現することができるのはすばらしいなあ、と思います。同じ病気で苦しんでいる人たちに自分の生きる姿を示すというのは、とても意味のあることですし、万が一の時にも、最後まで世のために尽くした生なんだろうと思います。 そういう生き方と最期を求めたくなるのは、やはり歳を重ねてきたから。でもまだ僕はそういう境地には行き着かない。今はまだ、尊厳死に対しても答えを出せる自分にはなれていません。だから、それを選ぶ人も選ばない人も否定できませんし、死ぬってことは周りに対する責任もあるのだから、最後の最後に自分が良いと思うほうを選べばいいんじゃないかと思っています。
2021.06.05 07:00
NEWSポストセブン
さまざまな脚本を世に残した
橋田壽賀子さん 生涯現役を支えた「衰えへの恐怖」と「好奇心」
 4月4日に静岡県熱海市の自宅で亡くなった脚本家の橋田壽賀子さん(享年95)は、「自分のことは自分で」の精神を最期まで貫いた。健康を保つために、83才からパーソナルジムに通い、1回1時間、週3回のトレーニングを行っていたという。また、90才を超えてからの雑誌への寄稿や著書の中で、「人に迷惑をかけず、痛くなく死にたい」と訴え、自身が認知症や寝たきりになった場合には安楽死を望んでいることを繰り返し語ったことも、大きな話題を呼んだ。《親しい人の顔もわからず、生きがいもない状態で生きていたくはない。だからこそあえて提言したのです。“私がそうなったら、安らかに殺してください”と》 橋田さんは自身の「安楽死願望」について2016年12月、本誌・女性セブンの取材にこう答えている。 当時橋田さんと、安楽死について月刊誌で対談をした諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんが言う。「認知症でまわりのことがわからない状態になってしまうことを大変に恐れていて、“そんなふうになるならば安楽死したい”とセンセーショナルなことをおっしゃった。医師としての立場から“どこからが認知症か”の線引きや本人の意思確認が困難であることなどの問題点を説明すると、すぐに現実的な選択ではないと理解しておられた。だからこそ、最期まで自分らしくいるための努力をなさったのだと思います」「命の限り生きる」、そう判断した理由は、近しい人からの強い反発も1つの理由だったかもしれない。生涯にわたる“相棒”だったプロデューサーの石井ふく子さん(94才)は「言葉が出ない」と声を詰まらせながらこう明かす。「彼女に『安楽死をしたい』と言われるたびに、『それならなぜ医者に通ったりストレッチやったりしてんのよ!? そんなこと言わないで!』と私が怒って、いつもけんかになりました」 実際、橋田さんは2020年の雑誌のインタビューで、《生きているうちは生きるための努力が大切。私は毎年人間ドックを受け、お医者さまに通い、筋肉を作るために毎日お肉を200g食べる》とも語っている。 痛みを伴わずしっかりした頭と体のまま生きることを全うしたい――そんな渇望と衰えることへの恐怖が橋田さんの足を動かし続けたのだろう。しかし、橋田さんを「生きるための努力」に駆り立てたのは恐怖心だけではなかった。「定期的にクルージングに行くことが運動を続けるモチベーションだとよく語っていました。好奇心が強かったから船上で出会うさまざまな人たちの身の上話を聞くことが何よりも楽しみだったそうです。だけど、1回2000万円近くかかるから、『仕事はお金のため』なんて冗談めかしておっしゃっていた(笑い)。だけどもちろん、作品作りに手を抜くことは一切なく、『二度と戦争を起こしてはいけない』という思いを強く持ち、同時にドラマを通して世の中のことを伝えていくという使命感の強いかただった。最期まで創作意欲を失うことはありませんでした」(TBS関係者) 重要な仕事や旅行の前は、ある「ルーティン」も欠かさなかった。熱海市内の來宮神社で宮司を務める雨宮盛克さんは、橋田さんが熱心に参拝する姿をたびたび目撃していた。「一度、こちらを参拝した後に行った海外旅行で乗り物に乗り遅れ、運よく事故を逃れたことがあり、それ以来旅行前やドラマ開始時には必ずいらして、ご神木の大楠を1周して行かれました。ドラマの制作発表をこちらで開いたこともあります」 こうした「生涯現役」の働き方は、認知症のリスクを無意識に遠ざけていたようだ。 いのくちファミリークリニック医師の遠藤英俊さんが解説する。「働かず家に閉じこもって人との交流がなくなると、記憶や学習などを担当する脳の前頭前野が活性化されず、認知症のリスクが高まります。仕事がなければ家の外に出る機会も減り、運動不足になることも認知症の一因に。実際、定年後に発症するケースは少なくない。どんな形であれ、働き続けて社会とつながることが、認知症を遠ざけて健康長寿を体現する大きな対策なのです」※女性セブン2021年4月29日号
2021.04.19 16:00
女性セブン
「大衆に受け入れられてこそ価値のある作品」がモットーだった
自分で決めた大往生 橋田壽賀子さんが最後に書いた「理想の結末」
「私が死んでも悲しまなくてもいいのよ。千の風になってあなたの周りにいるから」──。生前、その豪邸の家主は、近しい人にそう語っていた。海抜400m地点にある自宅の前には紺碧の海が広がり、晴れた日には房総半島や伊豆大島まで一望できる。車や人の往来はほとんどなく、静けさのなかで聞こえてくるのは鳥の囀りばかりだ。そこは静岡県熱海市にある鉄筋3階建ての一戸建て。4月4日午前9時13分、その家でひっそりと息を引き取ったのは脚本家の橋田壽賀子さん(享年95)だ。「亡くなる前日に熱海市内の病院から自宅に戻りました。死の床では長年、ドラマでタッグを組んだ泉ピン子さん(73才)がつきっきりで、目を閉じて横たわる橋田さんに『ママ! ママ!』と声をかけていました。その声を聞くと、橋田さんは別れの挨拶をするかのように目を開きましたが、徐々に反応がなくなっていったそうです」(TBS関係者) 最期は“愛娘”に化粧を施されて、旅立った。その部屋には『千の風になって』が流れていた──。 1925(大正14)年、京城(現在の韓国・ソウル)に生まれた橋田さんは戦後に松竹の脚本部を経て、1959年にフリーの脚本家になった。1983年のNHK連続テレビ小説『おしん』は最高視聴率62.9%を記録し、1990年に始まった『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)は国民的人気ドラマになった。橋田さんの描く、逆境に耐えて生き抜く芯の強いヒロインは、世の女性に大きな勇気をもたらした。 昨年3月に志村けんさん(享年70)が亡くなってからはコロナ対策に慎重になり、外出を控えるようになった。「今年に入り倦怠感や体重の減少がみられるようになり、2月に急性リンパ腫の治療で都内の病院に入院し、3月中旬に熱海市内の病院に転院しました。コロナ禍が始まると、同じく熱海に住むピン子さんにほとんど会えませんでしたが、入院してからはピン子さんが面倒をみていたそうです」(前出・TBS関係者) そして前述の通り、亡くなる前日に橋田さんは愛する自宅に戻ってきた。「熱海の自宅で最期を迎えることは、橋田さんのたっての希望でした。橋田さんは、自宅での死をずっと望んでいたんです」(芸能関係者)静岡の墓所で夫の時計と眠る 晩年の橋田さんがこだわったのが「安楽死」だ。2017年に『安楽死で死なせて下さい』(文春新書)を書き、超高齢化社会に一石を投じた。当時の女性セブンのインタビュー(2017年11月30日・12月7日号)では、安楽死を望む理由をこう語っている。《90才を過ぎ、足は痛いわ背中は痛いわ、もう体の衰えがひどいからです。夫が28年前に亡くなり、子供もおらず、親戚づきあいもしてこなかったので天涯孤独の身。例えば認知症になったり、半身不随で寝たきりになったりすると、下の世話まで人手を借りなければならない。人に迷惑をかけます。私はその前に死にたい。かつ、痛みの中では死にたくない。それで「安楽死したい」と言っているんです》 その思想の中心にあるのは「何も残さず、誰にも迷惑をかけず、安らかに逝きたい」という信念にほかならない。それは、いわゆる“自殺願望者”が持つ死への憧れとはまったく違う。むしろその真逆で、橋田さんの「自分で死に方を決める」という意識は、「死ぬ間際までキッチリと生を謳歌する」という強い決心になっていたのだ。 橋田さんは月に1度の血液検査を欠かさず、人間ドックも頻繁に受けた。健康マニアといっていいほど、健康管理や体力維持に熱心だった。「90才を超えてからも週2~3回は熱海のジムに通って1時間ほど筋トレを行い、自宅でもバランスボールを使って体幹を鍛えていました。食事にも気を使い、運動前は梅干しや黒豆など軽めの食事ですませ、運動後の昼食はしっかり食べていました。そのほかの時間はテレビを見ることが多く、水谷豊さん(68才)主演の『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)がお気に入りでした。夜12時には必ずお休みになっていました」(前出・芸能関係者) 橋田さんの原体験も、そうした生への執着につながっているはずだ。筋金入りの軍国少女だった橋田さんは当時死ぬ覚悟ができていたが、戦争で奪われた多くの命を見て生命の尊さを知り、さまざまなことにありがとうと感謝するようになった。戦後になると「本当の幸せや豊かさとは何か」を追求し、その問題意識を、貧しいながらたくましく生きる「おしん」の姿に投影した。 一方で橋田さんは両親を早くに亡くし、1966年に41才で結婚したTBSプロデューサーの夫・岩崎嘉一さん(享年60)とも1989年に死別した。「その際、夫の家庭の事情で同じお墓に入れないことがわかったそうです。寂しい気持ちになったときに慰められた曲が『千の風になって』でした。曲を聴いて、『夫はお墓の中にはいない、千の風になって、広い空を飛んでいるんだ』と思うようになったそうです」(前出・芸能関係者) その後、度重なる病気を患うなかで、「健康なままで死にたい」という思いが強くなっていく。「橋田さんは80才手前で狭窄症を患って2度の手術を受けてから、『また悪くなったとき、治療や延命で人に迷惑をかけてまで生き続けたくない』と思うようになりました。2019年2月には、豪華クルーズ船でベトナム航行中に下血して意識を失い、最寄りの病院でたくさんの管につながれて身動きが取れないまま集中治療を受けました。その際、『こんなつらい状態で生きるなら、死んだ方がましだ』との思いを一層強くしたそうです」(テレビ局関係者) 89才で「立つ鳥跡を濁さず」と胸に誓って終活に取り組むようになり、作品関係の資料や私物の整理を始めた。「終活ノートをつけて、死に臨む際の注意点を書き残しました。真っ先に記したのは、『延命治療はしないでほしい』と、『葬式や偲ぶ会は行わず、死んだことは誰にも知らせないでほしい』ということで、遺産はすべて自身の財団に寄付する方針です。 いくつになっても死を恐れる人が多いですが、橋田さんは一切ひるむことなく、『世間に知られずに死ぬのが理想。私を偲んでくれるかたがいるとしても、心の中で思い出してくれるだけで充分よ』と語っていました」(前出・テレビ局関係者) 残された者に負担をかけることを避けるため、生前にお墓の準備をすませた。遺骨は愛媛県にある橋田さんの両親のお墓に納められる予定だ。 そしてもう1つだけ──。「ご主人と橋田さんが生前に愛用していた時計は、静岡県にある墓所に一緒に入る手はずです。『なぜ時計なのですか』と問うと、橋田さんは、『主人と私はふたりで時を刻んできましたから』と優しく答えてくれました」(前出・TBS関係者) 入院直前まで元気に過ごし、入院から約1か月で旅立った。本当に誰にも迷惑をかけない、“自分で決めた死に方”で大往生を遂げた。これが脚本家の彼女が最後に書いた「理想の結末」だった。※女性セブン2021年4月22日号
2021.04.08 11:00
女性セブン
大学病院がコロナ重症者受け入れに消極的では、軽症者等の受け入れまで逼迫するが…(イメージ)
安楽死の法制化論争 「死ぬ権利」は認められるべきなのか
 日本でも安楽死法制化の議論がたびたび取り上げられるようになった。この問題について漫画家の弘兼憲史氏はこう指摘する。「我々団塊世代は2025年には後期高齢者となります。『長寿国』といっても裏返せば若者に社会保障の負担をかける社会です。世界の潮流のように、日本も真剣に安楽死を法制化する時代がきています。 寝たきり状態でも生き続ける――それでは100歳まで生きたとしても万々歳とは言えません。僕の父親は亡くなる前に半年ほど延命治療を受けました。全身チューブに繋がれた姿を思い浮かべると、一刻も早く楽になりたかったのではないかと考えてしまう。ただ生きるということにはあまり意味がないのです。 人間には生きる権利がある。同様に、本人の意思で『死ぬ権利』も認められるべきではないでしょうか」 一方で『死ぬ権利はあるか』著者で横浜市立大学准教授の有馬斉氏はこう危惧する。「日本でも『本人が望むのなら安楽死を認めるべきだ』という意見が散見されますが、安易に肯定するのは危険です。 たとえば貧困層など社会的弱者が安楽死の条件である『耐えがたい苦痛』を訴えた場合。これが富裕層なら医療や介護の面でもっとサポートを受けることができる。 しかし貧困層は経済的な理由で『耐えがたい苦痛』を取り除けないかもしれない。こうした違いで安楽死できるかどうかに差が出てくるのは望ましいことではない。『死ぬ権利』と一言に言っても、その裏には本人の意思や病状だけでなく、社会的な背景が重層的に絡んでくる。こうした点もしっかり考慮されるべきだと感じます」※週刊ポスト2021年1月15・22日号
2021.01.14 16:00
週刊ポスト
弘兼氏も島耕作もまだまだ現役だが(時事)
母を亡くした弘兼憲史「僕は安楽死で気持ちよく死にたい」
 漫画家の弘兼憲史氏(73)は、代表作『課長島耕作』で自分と同年齢の団塊世代サラリーマンを主人公に、男の出世や恋愛模様を描いてきた。現在、70代となった島耕作は相談役として活躍中だが、団塊世代にも確実に人生の最後のステージが近づいている。これも代表作である『黄昏流星群』では中年・熟年・老年の恋愛をテーマにしており、生涯輝き続ける人生が弘兼作品の魅力のひとつだ。ちなみに弘兼氏の妻である漫画家の柴門ふみ氏は、2020年に大ヒットしたドラマ『恋する母たち』の同名原作で、40代女性たちの不倫を赤裸々に描いた。夫妻はバブル時代からコロナ禍の令和に至るまで、作品を通じて常に日本人の「半歩先」を見せることでファンを惹きつけている。 社会人としても男(あるいは女)としても、最後の時まで「現役」でありたいというのは、おそらくすべての人の願いである。しかし、現実はそう理想通りにはいかない。『週刊ポスト』(2021年1月4日発売号)では、国論を二分する22のテーマについて、各界論客が激論を戦わせている。弘兼氏は「安楽死に賛成か反対か」というテーマで「賛成論」を述べている(反対論は横浜市立大学准教授の有馬斉氏)。「生涯現役」を描き続ける弘兼氏は、実は同誌取材の直前に実母を亡くしていた。記事では収録されなかった亡き母への思いと、自らも安楽死を望む考えを改めて語った。 * * * 2025年には、我々すべての団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり、2030年頃になると次々と死んでいきます。そうすると、今のコロナ禍のように、病床が足りなくなって、本来なら病を治して社会復帰するはずの人たちのための病院を寝たきりの老人が占領するような現象が起きるでしょう。「長寿国」というのは、裏を返せば若者に社会保障の負担をかける社会です。だから僕は、「安楽死」を真剣に検討する時代だと思っています。 うちのおふくろが10日前に死んだんですよ(取材は2020年12月21日)。緩和ケアのために最後は入院しましたが、がんでずっと意識不明でした。医師からは「胃ろう(チューブで胃から直接栄養を摂取する医療措置)をしましょう」と言われましたが、姉たちと話して、痛みをとってあげるのが一番だろうということで、「やめましょう」「このまま逝かせましょう」と決めました。最後に会って東京に戻ってきたら、その3日後に亡くなりました。 僕は終末期に痛みがあるなら早く逝かせてあげたほうがいいと言っていたのですが、他の家族は「おばあちゃんをもっと生きさせてあげたい」と言う。「もっと生きてほしい」というのは、もちろんその人のために言ってるのだろうけど、本当にその人のためになっているのかはわかりませんよね。本人の意思より家族の希望が優先されるというのは、エゴといえばエゴなんです。 やっぱりお医者さんは使命感もあるし、自分たちの技術も磨いていきたいから、医学の発達によってみんなが長生きして延命できるようになっていく。でもその技術は本当に社会のためにも本人のためにも必要なのか。みんなが100歳まで生きるようになったら誰が面倒を見るんですか? それは国家じゃないですか。そうなると税金はどんどん高くなる。残酷な言い方になりますが、医学の進歩は国の無駄を増やしている面がある。 どこかで、もっと人の死をシビアに見なければいけなくなる。死にたいという人には死んでいただくという世界が必ずやってきます。日本的な「肌が温かくて呼吸さえしててくれればいい」といったナイーブな死生観は現実的に受け入れられなくなっていくでしょうね。もしいま安楽死が認められるのなら、僕だったら痛い思いをして半年生きるよりも気持ちよく死にたい。実際は僕らが死んでから、まだ相当あとの世界かもしれませんが、そういう社会を覚悟しなければいけないのではないでしょうか。
2021.01.10 07:00
NEWSポストセブン
諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師
鎌田實医師 もし自分がALS嘱託殺人被害女性の主治医なら…
 2020年7月、東京都と仙台市の医師2人が嘱託殺人罪で逮捕された。彼らに問われたのは、2019年11月、京都市に住む筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性から依頼され、薬物を投与して殺害した嘱託殺人罪。女性には別に主治医がいたが、逮捕された2医師は主治医らとはまったく繋がりのない人たちだった。諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師が、もし自分が亡くなった彼女の主治医だったら、と考えてみた。 * * * 森鴎外の『高瀬舟』は、安楽死をテーマにした作品といわれている。自死を図った弟を殺めて罪に問われた男を、護送する同心の視線で描いている。医師でもある鴎外は、なぜこの物語を書いたのだろうか。 鴎外は、1898年に安楽死についてのドイツの論文を翻訳している。病人の苦痛を救うために死を早める権利が医療にあるかどうか。その問いに、応ずるは殺すことと同じと考え、積極的安楽死を否定している。 親としてのつらい体験もあった。幼い子2人が百日咳にかかり、次男を亡くした。長女も瀕死の状態になったとき、主治医がモルヒネ注射による安楽死をすすめた。鴎外は悩んだ末、それに応じるが、見舞いに来た義父に止められた。その長女が、後に作家となる森茉莉である。『高瀬舟』では最後、弟の苦痛を除こうとした兄の行ないを罪と呼ぶのかどうか疑問をもちつつ、「お奉行様に聞いて見たくてならなかった」としている。ここには、近代的自我の存在はなく、判断はお上に委ねられたままである。 現代のぼくたちには物足りないが、いったんはあきらめた子どもの命や、軍医としてかかわった兵士の命に対する鴎外自身の苦悩が書かせたのだと思うと、胸に迫るものがある。 京都の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性(当時51歳)の依頼を受けた2人の医師が、嘱託殺人の罪で起訴された。 日本では、積極的安楽死は認められていない。東海大学安楽死事件で横浜地裁が示した安楽死の4要件は、【1】患者が耐え難い激しい肉体的苦痛に苦しんでいる、【2】患者の病気は回復の見込みがなく死期が迫っている、【3】患者の肉体的苦痛を除去・緩和するために方法を尽くしたが、ほかに代替手段がない、【4】患者が生命短縮を承諾する意思を示している──である。この事件では、【4】しか当てはまらない。 その患者の意思も、常に変わることを考慮しなければならない。安楽死が認められているオランダでも、人間の心は変わるというのが前提になっている。だから何回も意思が確認される。 なのに、この事件では、主治医でもない医師がたった10分の面会で、薬物投与して殺害した。事前にSNSでやりとりがあったというが、意思の確認が十分であったとは言いがたい。 ぼくがこの女性の主治医だったらどう考えるだろうか。この女性にとってつらいのは、「生きる意味」を見出せなかったことではないかと考えて、心のケアに力を尽くすだろう。いや、生きる意味なんてたいそうなものでなくても、ほんのちょっと楽しい時間を増やすことができたら、状況は変わったはず。小さな喜びがあれば、死にたいと思う時間も少しずつ減っていくかもしれないからだ。 この女性には、主治医を中心にケアマネジャーや訪問看護師など30人のチームが24時間体制でケアに当たっていた。「生きる意味」「小さな喜び」を含めた精神的ケアはこれからというときに、患者の命が奪われた。チームのメンバーはさぞ残念な思いであったであろう。 この事件とは別に、今後、安楽死の議論が始まったときには、こうした生に向けたケアとセットで語られるといいなと思う。●鎌田實(かまた・みのる)/1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在同名誉院長。チェルノブイリの子供たちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。著書に、『人間の値打ち』『忖度バカ』など多数。※週刊ポスト2020年10月2日号
2020.09.24 07:00
週刊ポスト
「若者に譲る」という決断ができるか(Avalon/時事)
若者に医療を譲る意志カードが話題 今こそトリアージの議論を
 大阪大学人間科学研究科未来共創センター招聘教授で現役医師(循環器科専門医)の石蔵文信氏(64)が高齢者向けに作成した「集中治療を譲る意志カード(譲カード)」が話題を呼んでいる。表面には次のように記されている。〈新型コロナウイルス感染症で人工呼吸器や人工肺などの高度治療を受けている時に機器が不足した場合には、私は若い人に高度医療を譲ります〉「譲カード」には医療現場の負担を軽減する狙いがある。医療崩壊が起き“命を譲るか”の選択を迫られる事態になった場合、尊厳死や安楽死と違うのは、「自分の死に方を決める」だけでなく、それが「他人の生死」にも関わってくるということだ。 評論家の呉智英氏(73)は、「今こそ『トリアージ』の問題を本格的に議論していくべき」と指摘する。「トリアージとは、非常事態の際に、明らかに助かる可能性が低い人、軽症の人、という形で患者を重症度によっていくつかの段階に分け、治療の優先順位を決めることです。2011年の東日本大震災の時にも注目された言葉で、この時には被災者本人の意思を問うことなくトリアージが行なわれたことに議論が起こりました。 今回のコロナでも亡くなっている人の大半は高齢者で、80歳を超える人が重症化したら亡くなる可能性が高い。 とはいえ、医師側の判断で“誰を助けるか”を決めたり、高齢の患者につけられた人工呼吸器や人工心肺を外すのは2011年のときと同じように議論や批判が起こるだけでなく、あとになって医師が遺族から訴えられるリスクもある。 そんなときに年齢などがトリアージの基準になっていたり、患者がカードによって“若者に医療を譲る”ことを明確に意思表示していれば、そのようなリスクを避けることもできる。 そういった意味でも現役医師(石蔵氏)が提唱したこのカードは意義のあることだと思います」 未知のウイルスは、私たちに「生き方と死に方」の責任と覚悟を問うているのかもしれない。※週刊ポスト2020年5月22・29日号
2020.05.20 16:00
週刊ポスト
「若者に譲る」という決断ができるか(Avalon/時事)
集中医療を譲る意志カードの難題 同調圧力生まれる懸念も
 大阪大学人間科学研究科未来共創センター招聘教授で現役医師(循環器科専門医)の石蔵文信氏(64)が高齢者向けに作成した「集中治療を譲る意志カード(譲〈ゆずる〉カード)」が話題を呼んでいる。表面には次のように記されている。〈新型コロナウイルス感染症で人工呼吸器や人工肺などの高度治療を受けている時に機器が不足した場合には、私は若い人に高度医療を譲ります〉「譲カード」には医療現場の負担を軽減する狙いがあるが、経済評論家の宮本勝浩氏(75)は、「命は年齢に関係なく大切なので、難しい問題」と答える。「自宅がクラスター化して家内や子供、孫まで家庭内感染して病院に運び込まれた時に医療機器が足りなかったら家族を優先してほしいけど、見ず知らずの若者に譲る覚悟はありません」 宮本氏の弟は脳梗塞で倒れ、寝たきりで5年間過ごした。本人が「延命措置は不要」との意思を示していたため、実際に胃瘻手術をせず旅立った。「弟は生前に自分の意思で書面に書き残していましたが、あくまで『回復の見込みがなくなれば』ということでした。新型コロナは助かる見込みがある。若い人に長生きしてほしいとの気持ちはわかりますが、年寄りに“命を譲れ”という同調圧力が出てくるのはどうなのか」(宮本氏) 高齢者にとって、どのように自らの死を迎えるかは遠い問題ではない。 一般に、耐え難い苦しみに襲われている患者や助かる見込みのない末期の患者が、医師の力を借りて自らの意思で死を選ぶことを「安楽死」、患者の意思で積極的な延命治療を行なわないことを「尊厳死」と呼ぶ。政治評論家の小林吉弥氏(78)はこう指摘する。「日本では安楽死が認められない一方で尊厳死の法律がなく、医療現場では事前に患者本人が希望してもそう簡単に人工呼吸器を外せないのが現状です。『譲カード』が提起するのは、自らの意思で死を選ぶ尊厳死をどう考えるかという問題です。私は譲る、私はダメという個人レベルの問題ではなく、社会全体が考えるべき課題です」※週刊ポスト2020年5月22・29日号
2020.05.17 07:00
週刊ポスト

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