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皇室追っかけ女性 写真集を出版し小和田家から礼状が届いた

 7月下旬、「天皇皇后両陛下が仙台、気仙沼に行かれるのでお見送りにきました」と声を弾ませながら東京駅に来ていたのは皇室追っかけ歴21年の西川春美さん(48才)だ。皇太子妃・雅子さまが皇室に嫁がれたとき、「こんなにキレイな人がいるなんて」と一目惚れし、追いかけて写真を撮るようになった。

「これまで、北は青森から南は神戸まで遠征しました。資金がないときは東京駅でお見送りし、戻られたときにお迎えに伺います。必ず持って行くのは、遠くからでも撮影できるよう望遠レンズがついたカメラ。待ち時間が多いので、百円均一で買った折りたたみ椅子も欠かせません」(西川さん)

 スケジュールを把握するため宮内庁のホームページをチェックしたり仲間内で情報交換したりするのはもちろん、独自のネットワークで思いもよらぬ情報を入手することも。

「読みどおりに、待ち構えた場所を通っていかれるときほど嬉しいことはありませんね」(西川さん)

 追っかけを始めて5年がたった1998年には、皇太子同妃両殿下から声をかけられた。

「長野県の車山高原に行ったとき、山頂で必死におふたりの写真を撮っていたら、『空気がいいですね』『いいお写真は撮れましたか』とお声をかけていただきました。緊張しましたが、本当に嬉しかった」(西川さん)

 そして2001年、それまで撮りためていた膨大な写真を写真集『あこがれの雅子さま』(徳間書店刊)として出版。翌年には『愛子さま』(リヨン社刊)を出版した。

「後日、写真集を雅子さまに渡していただけるようご実家の小和田家にお送りしました。すると数日後、ご両親からお礼のはがきが届いたんです。もうびっくりしました! 一生の宝物ですよ。

 そして2003年、皇太子ご一家が葉山で静養されていたとき、皇太子さまが私に『西川さん、ご出版おめでとうございます』と声をかけてくださったんです! 私のことを覚えていてくださったんだと感動して、涙が溢れました」(西川さん)

 西川さんは自分の体が動かなくなるまで、死ぬまで追っかけを続けると決めている。

※女性セブン2014年8月14号

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