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新潟の農家に嫁いだフィリピン人妻 雪かきに耐えられず帰国

 毎年2万人以上のカップルが誕生する国際結婚。長く生活を共にする中で文化や慣習の違いから修復不可能となり、離婚に至るケースが年間1万5196組もいるという(2013年の厚労省人口動態調査より)。

 言葉や価値観が違っても、本人同士が愛し合っているなら、文化の違いや困難を乗り越えられるかもしれない。だが、結婚は恋愛と違って当人だけの問題ではない。

 農家に嫁いだケースでは、夫の両親と同居するケースが今も多い。中国から25歳年下の妻を迎えた山形県在住の農家の男性・A氏(46)は嫁姑問題に弱りきっている。

「田舎では車を運転できないと夕食の買い物すらままならない。しかし妻が運転免許を取得しようにも、言葉の壁があって学科試験に合格できない。高齢の母が『買い出しもできないなんてまったく、使えない子だねェ』と厳しく当たるので妻が不憫でなりません」

 嫁ぎ先の風習や環境に音を上げることもある。かつてフィリピン人の妻と暮らしていた新潟県在住のB氏(58)が話す。

「初めて体験する寒さと雪に、妻は愕然としていました。豪雪地帯で生まれ育った母親は、『これしきのことで弱音を吐くな』と嫁を厳しく指導していました。

 特に辛そうにしていたのが、母にいわれて日課にされた雪かき。重労働に耐えきれず、妻はフィリピンに帰国してしまいました」

※週刊ポスト2015年3月27日号

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