芸能

あぁ残酷なり 女子アナ界におけるヒエラルキーの実態とは?

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、女子アナのヒエラルキーについてするどく分析。

 * * *
 ある日曜日の午後、嵐の二宮和也くんの冠番組『ニノさん』(日本テレビ系)でチャンネルを切り替える手が止まった。

 やっていたのは新コーナー「芸能界 悲しみランキング」で、既に、元人気子役の細山貴嶺くん、『昼顔』(フジテレビ系)でブレイクした俳優の木下ほうかによる“悲しみ告白”が終わっていた。

 続いて出て来たのはフリーアナウンサー・栗原美季さん、41才。よく言えば落ち着いた雰囲気。悪く言えば年齢よりもずっと老けているし、疲れた感じに見える。

 女子アナにはかなり詳しいつもりの私でも、見たことも聞いたこともない…と思ったら、栗原アナの現在の仕事場は、「FM世田谷」だった。

 同局は三軒茶屋のキャロットタワー内にサテライトスタジオがあって、往年の歌手や、過去によくテレビで見ていたタレントたちがDJをしているのは知っていた。しかし、栗原アナが月~木の昼帯にメインで喋っている『Caf? les R』(カフェ レアール)という番組は用賀Aスタジオ…。どこ? 知らないわけである。

 で、栗原アナの悲しみは何かというと「ネタを作らないと生きていけないこと」。

 それはたとえば、誕生日にホールのケーキを買い、お祝いプレートの名前のところに「自分」と書いてもらう…という独身アラフォー女性の“あるある”の中でも悲しみ度のレベルがかなり高い名エピソードだった。

 だが、それより興味深かったのは、彼女がフリップを使い、アナウンサーらしく声を張ってキッチリ解説した「フリー女子アナの格差」と「仕事がとれる順番」だったのである。

 トップは「テレビ局の女子アナ出身」だと言い、元TBSの田中みな実アナや元フジテレビの高橋真麻アナの名前が記されていた。

 次は、「大手、セント・フォースに所属している」で、例として名前があげられたのは皆藤愛子や山岸舞彩。その都度、二宮和也が「よく(テレビで)見る方たち」と栗原アナの説に大きく頷いていたのが印象的だった。

 続いては「女性タレント、アイドル、モデル、女芸人」らが続く…と栗原アナは説明。ここではスタジオに居た柳原可奈子が苦笑しながら下を向いてしまった。

関連記事

トピックス

『EXPO 2025 大阪・関西万博』のプロデューサーも務める小橋賢児さん
《人気絶頂で姿を消した俳優・小橋賢児の現在》「すべてが嘘のように感じて」“新聞配達”“彼女からの三行半”引きこもり生活でわかったこと
NEWSポストセブン
NEWS7から姿を消した川崎アナ
《局内結婚報道も》NHK“エース候補”女子アナが「ニュース7」から姿を消した真相「社内トラブルで心が折れた」夫婦揃って“番組降板”の理由
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【厳戒態勢】「組長がついた餅を我先に口に」「樽酒は愛知の有名蔵元」六代目山口組機関紙でわかった「ハイブランド餅つき」の全容
NEWSポストセブン
真美子夫人とデコピンが観戦するためか
大谷翔平、巨額契約に盛り込まれた「ドジャースタジアムのスイートルーム1室確保」の条件、真美子夫人とデコピンが観戦するためか
女性セブン
思い出の木
上皇ご夫妻が田母沢御用邸記念公園ご訪問 思い出の木を前に「ずいぶん伸びているね」とお話された上皇さまのお手をギュッと握られる美智子さま
女性セブン
東京都知事選への意気込みを語る立憲民主党の蓮舫参院議員(AFP=時事)
《都知事選出馬表明》蓮舫氏が多用する「相手を肯定してから一気に落とす」攻めパターン「小池さん、まぶしくてかっこよかったです。でも…」
NEWSポストセブン
「滝沢歌舞伎」でも9人での海外公演は叶わなかった
Snow Man、弾丸日程で“バルセロナ極秘集結”舞台裏 9人の強い直談判に応えてスケジュール調整、「新しい自分たちを見せたい」という決意
女性セブン
亡くなったシャニさん(本人のSNSより)
《黒ずんだネックレスが…》ハマスに連れ去られた22歳女性、両親のもとに戻ってきた「遺品」が発する“無言のメッセージ”
NEWSポストセブン
主犯の十枝内容疑者(左)共犯の市ノ渡容疑者(SNSより)
【青森密閉殺人】「いつも泣いている」被害者呼び出し役の女性共犯者は昼夜問わず子供4人のために働くシングルマザー「主犯と愛人関係ではありません」友人が明かす涙と後悔の日々
NEWSポストセブン
今シーズンから4人体制に
《ロコ・ソラーレの功労者メンバーが電撃脱退》五輪メダル獲得に貢献のカーリング娘がチームを去った背景
NEWSポストセブン
ハワイの別荘と合わせて、真美子夫人との愛の巣には約40億円を投資
【12億円新居購入】大谷翔平、“水原一平騒動”で予想外の引っ越し 日系コミュニティーと距離を置き“利便性より静けさ”を重視か
女性セブン
不倫疑惑に巻き込まれた星野源(『GQ』HPより)とNHK林田アナ
《星野源と新垣結衣が生声否定》「ネカフェ生活」林田理沙アナが巻き込まれた“不倫疑惑”にNHKが沈黙を続ける理由 炎上翌日に行われた“聞き取り調査”
NEWSポストセブン