3人目は、今年3月の映画『ドロメ』で、その森川さんとダブル主演を務める小関裕太さん。昨年はドラマ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)に出演したほか、2本の映画で主演に抜擢され、今年1月にもミュージカル『DNA-SHARAKU』で主演を務めるなど、俳優としての評価は同世代トップクラスのものがあります。小関さんの魅力は、女性受けするやわらかい笑顔と中性的な佇まい。子役として『天才てれびくんMAX』(NHK)、ミュージカル『テニスの王子様』に出演していたこともあってファン層も広いだけに、制作サイドとしては真っ先にキャスティングしたくなるタイプの俳優です。
4人目は、映画とCMでスケールの大きな活躍を続ける小松菜奈さん。映画『渇き。』での大抜擢から『近キョリ恋愛』『バクマン。』など、出演作品のほとんどでヒロインを務めるなど、その大物ぶりは際立っています。今年も『黒崎くんの言いなりになんてならない』『ヒーローマニア-生活-』『ディストラクション・ベイビーズ』の映画3本でヒロインを務めるほか、世界の名匠マーティン・スコセッシ監督のアメリカ映画『Silence』にも出演。CM出演本数も同世代トップクラスであるように、美しさと親近感を兼ね備えています。
5人目は、朝ドラ『まれ』(NHK)でヒロインの弟役を演じた葉山奨之さん。昨年は、初主演を務めた『夏ノ日、君ノ声』、波瑠さんの元恋人役を演じた『流れ星が消えないうちに』、友人思いの高校生役を演じた『あしたになれば。』の3本に出演するなど、映画での活躍が目立ちました。朝ドラ最終回の日に、主演ドラマ『サマー・ストーカーズ・ブルース』(フジテレビ系)が放送され、どこかほほえましさのあるストーカー像を好演したのも印象的。「今どきの若者」を思わせる脱力感と、胸に秘めた純粋さや熱さを併せ持つキャラクターは、事務所の先輩である小栗旬さんや田中圭さんを彷彿とさせるものがあります。