スポーツ

清原和博「俺が稼いだ50億円はどこに消えたんや」とぼやく

ブログ開設も「異変」のひとつだった(公式HPより)

 2月2日、自宅マンションで覚せい剤を所持していたとして、現行犯逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)。現役時代の清原は史上最年少(23歳3か月)で年俸1億円を突破。フェラーリ、ベンツ、ベントレーなどの高級車を乗り回し、飲み代の最高額は一晩で500万円という豪快な伝説を持つ。

 引退後もそんな生活を維持するのは難しいが、清原はそこに独特のこだわりを見せていた。清原をクスリに走らせないように友人らを中心に結成された私設の“更生支援チーム”のメンバーA氏が言う。

「一晩で100万円、これがキヨの基準でした。カネがなくて豪遊できないと、“清原がセコイ飲み方してたら世間のイメージと合わへんやろが!”と機嫌を損ねることもあった。カネがない時は決まって“俺が今まで稼いできた50億円はどこに消えたんや”と独りごちる。(2014年に離婚した)亜希さんへの当てつけのように聞こえるけど、本人の散財癖はどうしようもなかった」

 清原の直近の収入については、「パチンコの営業などで月に200万~300万円は入っているはず」(芸能事務所関係者)というから、少ないわけではない。

 最近は支援チームのメンバーが、「外で飲むのは週末だけにしよう」と、平日は夕食を自宅に届けていたという。しかし、清原は自宅での1人の時間が耐えられない苦痛だったようだ。

「“家に1人でいたくないから外へ飲みに出てまう。ネタ(クスリ)があったらずっと引きこもってられるし、散財しなくて済むのにな”と冗談とも本気とも取れる言い方をしたことがあった。“バカなこと言うなよ!”と怒ったけど、彼は俯いたままでした」(支援チームのメンバー・B氏)

 昨年11月にはオフィシャルブログを開設。自分を撮影する“自撮り”とともに、出来事や心境を頻繁に発信していた。支援メンバーらによると、これも“異変”の一つだったという。薬物中毒者の言動に詳しい脳科学者の塩田久嗣氏が言う。

「人間は不安や隠し事があると、自ら過剰に発信する傾向にあります。自撮り写真を頻繁にアップしているところを見ると“俺は悪いことは何もやっていない”と、本能的にアピールしていた可能性が考えられる」

※週刊ポスト2016年2月19日号

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン