美智子さまは2005年頃から頸椎症性神経根症に悩まされ、慢性的に首や左腕の痛みやしびれを訴えられてきた。昨年10月にも強い痛みに襲われ、侍医の診察を受けられたことがあった。
「公務で人前に立たれたり、式典への出席の際に美智子さまが姿勢を崩されることはありません。ご着席のときにも背もたれを使われることはなく、高齢の美智子さまには相当なご負担です。2014年の秋の園遊会から、両陛下の年齢を鑑みてお声掛けのルートが短縮されました。それでも、時間にして40分ほど立ちっぱなしのまま。周囲に心配をかけまいと美智子さまが苦しそうな様子をお見せになることは決してありませんが、実際のところは満身創痍の状態で園遊会に出席されているのです」(前出・宮内庁関係者)
陛下の退位まで、時間は刻一刻と迫っている。
「報じられている2019年3月末の退位となれば、園遊会は今回を除いて残りあと2回。ですが、昨年秋の園遊会は三笠宮さまの薨去に伴い中止となったこともありましたし、今後両陛下のご体調によっては出席ができない可能性もあります。
一方、退位後は新たな天皇皇后への配慮から、園遊会のほか一般参賀などにも両陛下はお姿を見せられないのではないかということも囁かれています。そうなると、今回が“最後の園遊会”となることもありうるのです」(皇室記者)
新たな時代が幕を開ければ、皇太子さまと雅子さまが園遊会の主催者となられる。2015年秋に12年ぶりに園遊会に出席された雅子さまだが、その後、招待客との懇談前の“途中退席”が続いた。
「皇后となられれば、そういったことも難しくなります。“招待したご本人が途中でいなくなった”となれば大変な失礼に当たりますから。和やかな雰囲気に包まれた園遊会も、雅子さまにとっては越えるべきハードルの1つなのです」(前出・皇室記者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年11月23日号