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つなぎ融資の女王・山辺節子がカネ・男・ホスト遊びを告白

山辺被告とフィリピンの愛人男性

 還暦を超えながら“38才”を自称し、男を籠絡して次々と大金をだまし取った「つなぎ融資の女王」こと山辺節子被告(63才)。拘束されたタイでは、ミニスカワンピ姿で若い男と行動を共にする姿が幾度となく目撃されていた。稀代の詐欺師は、いかにして絶頂から転げ落ちたのか。拘置所から本人が全てを語る。

 濃紺のタートルネックに漆黒のパンツ。三つ編みの髪の毛は大部分を白髪が占める。

「メディアで面白おかしく報じられていたことは知っています。色と金に狂った女だ、と。確かに私は男からお金をだまし取ってきた。金銭に物を言わせた交遊は数え切れない。でも、私には本当に愛する男性がいた。そのことだけは知ってほしいのです」

 熊本県熊本市の京町拘置支所でアクリル板越しに向き合うこの女性は、山辺節子被告。昨年4月、企業のつなぎ融資名目で架空の投資話を持ちかけ、金銭をだまし取った詐欺の疑いで逮捕・起訴された女性である。

 被害総額27億円、被害者は男性ばかり120人超とも報じられ、その髪形から「熊本の聖子ちゃん」「つなぎ融資の女王」としてメディアを騒然とさせた山辺被告は、事件発覚前、熊本県益城町の大豪邸に暮らしており、1年にわたる拘置所生活で疲れ果てているように見えた。

 3月26日、熊本地裁で検察は懲役10年を求刑。彼女は起訴内容を全て認めており、判決は4月19日に下される。3月上旬の4日間、合計120分にわたる面会で、山辺被告は男と金の妄執に満ちた自身の半生を明かした。以下、彼女の独白をお届けする――。

◆月180万円で愛人契約

 振り返ると私は、自分から「お金が欲しい」と言ったことはありません。願望を伝えるだけで、男性の方から夢を叶えてくれる。そんな人生だったように思います。

 19才で結婚して1男1女に恵まれましたが、30才になる前に離婚。女手一つで子供を育てるため、熊本市内にスナックをオープンしました。開店資金は当時おつきあいをしていた会社の社長さんに出していただきました。店を移転する際も、別の男性が開店資金を出してくれました。

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