イギリスの歴史上、70年間君主として在位を続けるのは初めてだ(写真/ロイター=共同)

イギリスの歴史上、70年間君主として在位を続けるのは初めてだ(写真/ロイター=共同)

秋篠宮ご夫妻との対話の場にも

 翻って、日本の皇室を出てアメリカで暮らす小室さん夫婦と、祖母である上皇后美智子さまの関係はどうだろうか。

 4月下旬、美智子さまは上皇陛下とともに、赤坂御用地(港区)内の仙洞御所へ引っ越された。手狭だった仙洞仮御所(港区)では思うようにできなかった散策も再開され、ゆったりとした時間を過ごされている。

 しかし、美智子さまの心配は尽きない。1つは上皇陛下のご体調だ。上皇ご夫妻は6月2日、東京国立博物館(台東区)で開催中の沖縄復帰50年記念特別展『琉球』にお出ましの予定だった。

「ところが、前日に延期が発表されました。上皇さまにお疲れの様子が見られたことが理由です。延期発表当日は、日課の散策も見合わせられたそうです。この展示会へは天皇皇后両陛下も足を運ばれていますし、上皇ご夫妻にとっても沖縄はゆかりある地です。できることなら予定通りに足を運びたかったという思いは強くお持ちでしょう」(皇室記者)

 体調面では、美智子さまご自身も不安を抱えられている。仙洞仮御所へ移られた前後にコロナ禍になり、自由に外出できない日々が始まった。美智子さまは指のこわばりや原因不明の微熱に襲われ、趣味のピアノを弾くこともままならない時期もあったという。そうした中で、美智子さまは10月20日に88才の誕生日を迎えられる。「米寿」にあたる節目の誕生日だ。

「コロナ禍以降、皇室においても誕生日のお祝いなど人が集まる場は厳に自粛されてきました。しかし、新規感染者数が少ない状況が続いており、天皇陛下やほかの皇族方の外出公務の機会も徐々に設けられつつあります。

 コロナ禍以前のような大々的なお祝い行事は難しくても、お身内だけのお祝いの場はあってもおかしくありません。その機に合わせて、眞子さんが“里帰り”する可能性が囁かれています」(皇室ジャーナリスト)

 慶事と絡めた眞子さんの帰国は、実は6月上旬にも噂されていた。

「6月4日、三笠宮家の百合子さまが『白寿』の誕生日を迎えられました。明治以降の女性皇族としては、99才を迎えられるのは最高齢で、そのお祝いに眞子さんが帰国して参加するのでは、といわれていたのです。ちょうど、小室さんのビザが切れるとされるタイミングとも重なっていました。

 しかし実現しなかった。背景にはコロナ禍はもちろん、いまだに小室さん夫婦への逆風が吹く世間の声への配慮があったようです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 眞子さんから見て、百合子さまは「曽祖父の義理の妹」だ。一方、美智子さまは「祖母」にあたる。関係性は大きく異なる。加えて、美智子さまにとって眞子さんは「初孫」だ。注がれてきた愛情には格別のものがある。

《春の光 溢るる野辺の 柔かき 草生の上に みどり児を置く》

関連記事

トピックス

快進撃が続く大の里(時事通信フォト)
《史上最速Vへ》大の里、来場所で“特例の大関獲り”の可能性 「三役で3場所33勝」は満たさずも、“3場所前は平幕”で昇進した照ノ富士の前例あり
週刊ポスト
家族で食事を楽しんだ石原良純
石原良純「超高級イタリアン」で華麗なる一族ディナー「叩いてもホコリが出ない」視聴率男が貫く家族愛
女性セブン
グラビア撮影に初挑戦の清本美波
新人美女プロゴルファー清本美波が初グラビアに挑戦! ふだんの「韓国風メイク」よりおとなしめのメイクに困惑
NEWSポストセブン
【あと1敗で八冠陥落】藤井聡太八冠、「不調の原因はチェス」説 息抜きのつもりが没頭しすぎ? 「歯列矯正が影響」説も浮上
【あと1敗で八冠陥落】藤井聡太八冠、「不調の原因はチェス」説 息抜きのつもりが没頭しすぎ? 「歯列矯正が影響」説も浮上
女性セブン
小学校の運動会に変化が
小学校の運動会で「紅組・白組を廃止」の動き “勝ち負けをつけない”方針で、徒競走も「去年の自分に勝つ」 応援は「フレー! フレー! 自分」に
NEWSポストセブン
歌手の一青窈を目撃
【圧巻の美脚】一青窈、路上で映える「ショーパン姿」歌手だけじゃない「演技力もすごい」なマルチスタイル
NEWSポストセブン
一時は食欲不振で食事もままならなかったという(4月、東京・清瀬市。時事通信フォト)
【紀子さまの義妹】下着ブランドオーナーが不妊治療について積極的に発信 センシティブな話題に宮内庁内では賛否も
女性セブン
死亡が確認されたシャニさん(SNSより)
《暴徒に唾を吐きかけられ…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の母親が“残虐動画の拡散”を意義深く感じた「悲しい理由」
NEWSポストセブン
9月の誕生日で成年を迎えられる(4月、東京・町田市。写真/JMPA)
【悠仁さまの大学進学】幼稚園と高校は“別枠”で合格、受験競争を勝ち抜いた経験はゼロ 紀子さまが切望する「東京大学」は推薦枠拡大を検討中
女性セブン
5月場所は客席も活況だという
大相撲5月場所 溜席の着物美人は「本場所のたびに着物を新調」と明かす 注目集めた「アラブの石油王」スタイルの観客との接点は?
NEWSポストセブン
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
アメリカ・ロサンゼルスの裁判所前で、報道陣に囲まれる米大リーグ・大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告(EPA=時事)
《愛犬家の間で命名問題がぼっ発》仲良くしてほしくて「翔平」「一平」とつけたが、飼い主から「一平の名前どうしよう…」「イッちゃんに改名」
NEWSポストセブン