国内

日本のプロファイリングのレベルはかなり高いと専門家指摘

 犯罪の事件現場に残された血液や体液、毛髪などからのDNA鑑定、指紋鑑定、犯人の行動を科学的に分析するプロファイリング。これらの科学捜査は科学技術の発展とともに、飛躍的に事件解決に貢献している。すでに欧米の捜査力を凌ぐ日本警察の科学捜査力をジャーナリスト、田村建雄氏がレポートする。

******************************
 犯罪の性質や特徴から行動科学的に分析して犯人の特徴を推論する犯罪プロファイリング。欧米では広く知られる犯罪捜査手法だが、最近は日本の警察でもプロファイリングが活用され、事件解決に大きな力となりつつある。

 2007年には京都府警が60件の連続強姦魔をプロファイリング、次の犯行が起こる可能性の高い地点をほぼ特定、そこに捜査員が張り込み見事、犯人検挙に至っている。科学捜査研究所(科捜研)の元主任研究員だった関西国際大学の桐生正幸教授はこう解説する。

「日本のプロファイリングのレベルはかなり高い。かつて英国のプロファイリングの第一人者デビッド・カンター氏が来日した折、日本のプロファイリング関係者らと懇談、その質の高さに講演用のパワーポイントの一部を作りなおしたというエピソードがあるぐらいです。

 神戸の少年A事件をきっかけに大きく研究が進んできた日本のプロファイリング。最近は動機や事件の質が変わってきている中で、マスメディアによって自分の犯罪がどう扱われるのかを気にする劇場型犯罪者が益々増えてくる気がする。だからマスメディアと犯罪者とのかかわりをどうプロファイリングするかは今後の注目ポイント」

※SAPIO 2010年9月29日号

関連記事

トピックス

ブルックリン・ベッカムと、妻のニコラ・ペルツ(Instagramより)
《ベッカム家に泥沼お家騒動》長男ブルックリンが父母に絶縁宣言「一生忘れられない屈辱的な記憶」は結婚式で実母ヴィクトリアとの“強制ファーストダンス”、新婦は号泣
NEWSポストセブン
初場所初日を迎え、あいさつする日本相撲協会の八角理事長(2026年1月11日、時事通信フォト)
土俵が大荒れのなか相撲協会理事選は「無投票」へ 最大派閥・出羽海一門で元横綱・元大関が多数いるなか「最後のひとり」が元小結の尾上親方に決まった理由
NEWSポストセブン
。一般人を巻き込んだ過激な企画で知られるイギリス出身のインフルエンサーのボニー・ブルー(Instagramより)
「行為を終える前に準備」「ゴー、ゴー、ゴーです」金髪美女インフルエンサー(26)“12時間で1000人以上”を記録した“超スピード勝負な乱倫パーティー”の実態
NEWSポストセブン
米倉涼子が書類送検されたことがわかった
《5か月ぶりの表舞台直前で》米倉涼子、ギリギリまで調整も…主演映画の試写会前日に“書類送検”報道 出席が見送られていた
NEWSポストセブン
天皇皇后、愛子さま
《溜席の着物美人が2日連続で初場所に登場》6年ぶりの天覧相撲に感じた厳粛さを語る 力士のみならず観客も集中し、「弓取り式が終わるまで帰る人がいなかった」
NEWSポストセブン
肺がんのため亡くなったフリーアナウンサーの久米宏さん(時事通信フォト)
《キー局に就職した有名アナも》久米宏さんに憧れて男性アナウンサーを目指した人たち 爆笑問題・田中はTBSラジオでのバイト時代に「久米宏さんになりたかった」
NEWSポストセブン
近代化する火葬業の舞台裏に迫ったジャーナリストの伊藤博敏氏
《火葬ビジネスの裏面史》都内の火葬場を独占する「東京博善」は中国人実業家がトップに就任…いまも「民間の火葬場」が生き残っている歴史的経緯
週刊ポスト
米倉涼子が書類送検されたことがわかった
《ゲッソリ痩せた姿で取調室に通う日々》米倉涼子が麻薬取締法違反で書類送検、昨年末に“捜査終了”の匂わせ 元日にはファンに「ありがとう」と発信
NEWSポストセブン
 相撲観戦のため、国技館へ訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2026年1月18日、撮影/JMPA)
「美しすぎて語彙力消失した」6年ぶりの天覧相撲 雅子さまは薄紫の着物、愛子さまは桜色の振袖姿でご観戦
NEWSポストセブン
次期衆院選への不出馬を表明する自民党の菅義偉元首相(時事通信フォト)
《一体今は何キロなのか…》菅義偉元首相が引退を表明「健康状態は全く問題ない」断言から1年足らずでの決断 かつて周囲を驚かせた“10キロ以上の激ヤセ”
NEWSポストセブン
“メンタルの強さ”も際立つ都玲華(Getty Images)
《30歳差コーチと禁断愛報道》女子プロゴルフ・都玲華、“スキャンダルの先輩”トリプルボギー不倫の先輩3人とセミナー同席 際立った“メンタルの強さ”
週刊ポスト
女優のジェニファー・ローレンス(dpa/時事通信フォト)
<自撮りヌード流出の被害も……>アメリカ人女優が『ゴールデン・グローブ賞』で「ほぼ裸!」ドレス姿に周囲が騒然
NEWSポストセブン