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新興国投資に最適な「外貨建てETF」の基礎知識と利点

 ETFとは「上場投資信託」のことで、文字通り株式市場に上場する投資信託(ファンド)である。一般的なインデックスファンドと同様、指数に連動するよう組成されているため、分散投資に適している。

 通常の投資信託と大きく違うのが、ETF自体が株式市場に上場しており、市場が開いている時間なら、個別株と同じようにいつでも自由に売買できる点だ。

 また、コスト面でもETFは有利だ。投資信託の場合、2%程度の購入手数料に加え、保有期間中にも年2%程度の信託報酬が日割り計算で差し引かれるのが一般的だ。ETFをネット証券で売買すれば、売買手数料を格安に抑えられるうえ、年間の信託報酬率は1%に満たないものも多い。

 ETFは東証や大証など、国内の証券取引所に上場されているものだけでなく、海外の証券取引所に上場しているものも取引可能だ。中国株を取り扱っている証券会社なら、香港に上場しているETF(香港ドル建て)の多くが取引可能だし、SBI証券や楽天証券などは、米国に上場するETF(米ドル建て)の取り扱いにも積極的だ。

 こうした外貨建ての海外ETFは、国内に上場するETFと比べて投資対象が幅広い。新興国に投資したいと思ったとき、最適なツールのひとつになるだろう。

 注意点としては、国内ETFと比べてコストが若干割高な点と、為替手数料がかかる点だ。また、新興国自体が値動きの大きなマーケットなので、価格変動リスクには十分注意しながら、長期投資で臨むのがよいだろう。

※マネーポスト2010年11月号

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