芸能

海老蔵暴行の愚連隊 「局部撮影」など恐怖の報復行為の実態

 市川海老蔵の暴行事件の背景には東京のアウトローたちをも震え上がらせる愚連隊の存在があり、海老蔵は彼らのことを語りたがらない。彼らによる「報復行為」を恐れているからだとも言われている。ある某愚連隊OBが、彼らの「報復行為」のひとつを明かす。

「抗争相手など気に入らない相手が単独行動しているところを拉致し、リンチを加える。その後で全裸に剥いて、“人間灰皿”とかいって体中にタバコの火を押しつけたりして拷問のようにいたぶったり、局部を撮影しバラ撒くって話はよくある」

 ――今回の西麻布の事件でも、海老蔵が最後にはズボンとパンツを脱がされ土下座する様子をケータイで撮影されていたという目撃談まで出てきている。

 愚連隊の凶行は、本人だけでなくその家族や恋人にも及ぶ。「宅配便を装った敵対メンバーに実家を襲われた。メリケンサック(コブシにはめる鉄製の凶器)や金属バットなどの凶器で母親を脅して現金まで奪われた」(別の愚連隊関係者)

 また、愚連隊の幹部に歯向かった男が行方不明になったり、変死体で発見されたりという噂は至るところに転がっている。

 しかし、こうしたトラブルが“事件”となることは稀だ。被害者が再度の報復を恐れ、訴えないケースがほとんどだからだ。40代のある暴走族OBがため息混じりに語った。

「俺らの代の暴走族は上下関係がしっかりしてて、先輩に逆らうなんてことはなかった。だけど今の30歳より下のヤツらの間には“年上を捲(まく)る”なんて言葉もあって、自分より年上の先輩でも、気に入らなければ手にかける。もう俺らの時代とは別物だ。手がつけられない」

※週刊ポスト2010年12月17日号

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