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箱根駅伝優勝の早大監督に選手指導ヒントを斎藤佑樹与える

 毎年、新たなドラマが生まれる箱根駅伝。第87回の今年は、往路2位の早稲田大学が、復路で東洋大学に競り勝ち、18年ぶり13回目の総合優勝を勝ち取った。

 早稲田大学の渡辺康幸監督(37)は、18年前、1993年の箱根で選手として“花の2区”を走り、同大学を総合優勝に導いた立役者だった。

 しかし、社会人になってからは故障に悩まされ、29才の若さで引退。

 そして2004年から母校の監督に就任。1万mで五輪選手を輩出するなど早稲田を長距離強豪校に鍛え上げたが、駅伝ではなかなか勝てなかった。

 そんな渡辺監督に大きなヒントを与えてくれたのが、同じ早稲田大の野球部エースだったハンカチ王子こと、斎藤佑樹投手(22)だったという。

「“重圧で堂々と投げられない”という斎藤投手の言葉に、気づかされることが多かったといいます。駅伝で勝てない彼も、“監督やめろ”と非難されて悔しい思いをしていた。でも、斎藤くんの受けていたプレッシャーを思えば、自分のプレッシャーなんて小さなものなんだと」(早稲田大学関係者)

 結果を残さなければという重圧から、エース選手を育てるのに夢中になり、名前がうろ覚えの部員もいたという。

「“きっと覚える気がなかったんでしょうね”と苦笑いしていました。自分から斎藤くんと話す機会つくり、対話を重ねていくなかで、選手全員に目が向くようになった。斎藤くんが仲間とのコミュニケーションによって重圧をはね返していたことから学んだのでしょう。携帯の待ち受けは、斉藤投手とのツーショット写真だそうです」(前出・関係者)

 箱根駅伝は、まさに人間ドラマそのものなのだ。

※女性セブン2011年1月20・27日号

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