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不倫の「妻バレ」リスクを回避するためのケータイ裏工作術

 クリスマスにカウントダウン、そして実家への帰省や初詣――年末年始は不倫恋愛中の女性の心が乱れに乱れる季節。恋人・夫婦仲相談所所長の二松まゆみ氏はこの時期特有のトラブルを数多く見てきた。

「女性にとって年末年始は、好きな男性と一緒に過ごしたいイベントが目白押しなのに、相手はどうしても家族を優先しがちになる。男性側も普段のように仕事を言い訳に使えないので、会うことはおろか、メールや電話もままなりません。そんな状況で、一人寂しくクリスマスや年越しをやり過ごすうちに、『私を放って自分だけ家族団欒を楽しんでいるなんて』と、寂しさはつのり、やがて怒りへと変化するのです」(二松氏)

 年末年始に本当にあった「不倫事件簿」2つのケースを紹介しよう。

【ケース1】Tさん(51歳・運輸会社勤務)
 基本的に家ではケータイの電源を切っています。妻には「家に仕事を持ち込まない主義」と説明していますが、実際は不倫相手からの電話やメールで余計なトラブルを招かないための工作。たまにトイレでメールチェックすればいいだけだし、極力リスクは負わないように努めていたんです。

 ただ、さすがに旧友からも連絡がある年末年始にはずっと切っておくわけにもいかず、元旦の家族団欒の時に電源を入れたところ、たまたま彼女から着信が。マズイと思って音を消しましたが、テーブルの上でブルブルと震えていて、時すでに遅し。妻が「ちょっと、早く出なさいよ」と促すのを、私は「急ぎじゃないから」と出なかったんですが、3秒後、再びブルブルと震え出して……。

 仕方なく電話に出たら「ねェ、家にゴキブリが出たの! どうしたらいい?」と彼女の声。あまりに腹が立って、「そんなことで電話してくるな」と一喝してしまったんです。「部下から」と妻には言い訳しましたが、次は固定電話が鳴って……。急用だといって彼女の部屋に行って、正月早々土下座する羽目になりました。

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