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子供たちの珍回答 夏目漱石の代表作は「天才バカボン」

今年もいよいよ受験シーズンが到来したが、ここにご紹介するのは正解無視、子供たちの爆笑迷解答集だ。

これは『コロコロコミック』(小学館刊)のかつての人気コーナーに送られた投稿の数々。〈ドライヤー大好きおじさん〉とは、バッハにつけられたニックネーム。エジソンの発明品は〈ぎろちん〉で、夏目漱石の代表作は〈お金がたまるマル秘じょうほう(千円だけ)〉なんだとか。これが本当のテストなら、教師に怒られること必至だが、一方でこのような発想が大切だというのは教育評論家の尾木直樹氏。

「子供の発想というのは枠に捕らわれず楽しくて面白いものですが、実は勉強ができる子供ほどこういう発想ができない。学校や塾で発想力を捨て去っているんです。一方、長らく学力世界一のフィンランドでは1994年から教育改革を行ない、洞察力という発想力を最も重視しています。考えてみれば、今の大人に発想力がないから、日本はこんなに沈没していると思うんです。発想力がなければ、新しいものが生まれるわけがない。我々大人もなるほどな、と子供の発想から学ぶ視点が不可欠なんだと思います」

そのほかにも、モンゴル帝国初代皇帝のチンギス・ハーン(1162頃-1227)のニックネームは〈さばくのとんちんかん〉、小説家・夏目漱石(1867-1916)の代表作は〈天才バカボン〉、発明家・エジソン(1847-1931)の発明品は〈ゆびずもう〉といった具合である。

今回紹介した迷解答集は『こどもの発想。「コロコロバカデミー」ベストセレクション』(アスペクト刊)に収められているが、あなたならなんと答えます!?

※週刊ポスト2011年2月11日号

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