スポーツ

斎藤佑樹 記者にとって取材の緊張感は「イチローみたい」

現在、沖縄・名護市で行われている1軍キャンプに参加中の北海道日本ハムファイターズ・斎藤佑樹投手(22)。早稲田実業時代は甲子園で優勝、早大ではキャプテンとして同校を史上初の大学日本一に導き、プロ野球入りに際しては4チームが1位指名。自身の座右の銘「文武両道」を地で行く斎藤投手だが、少年野球ママたちの間では不穏な発言が飛び交っているという。

関東地方のあるスポーツ公園「第3野球場」。快晴の空の下、少年野球チームの小学生たちが、練習に汗を流している。ネット裏では付き添いのママたちが、子供そっちのけでおしゃべりの真っ最中。

ママA:「うちの子供たちは意外なとこ、よく見てるのよね。中学で野球やってる上の子がいうのよ。“斎藤投手は頭はよくても意外とKYかも”って。“普通、監督にあんなこといえない。失礼なこといってるのに、なんで叱られないの?”って。許されすぎよ」

ママB:「それって、どういうこと?」

ママAの代わりに解説すると、それは去る2月2日、沖縄キャンプで斎藤が初めてブルペン入りした折のこと。斎藤は大勢の観客や報道陣に囲まれる中、梨田昌孝監督(57)と肩慣らしのキャッチボール。座った監督に3球投げたのだが、練習後にこういってみせたのだ。

「監督の返球は、意外にいい球でした」

取材していたスポーツ紙記者の話。

「梨田監督は現役時代は強肩でならし、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)を受賞したこともある名捕手。その人相手に“意外にいい球”ですからね。新人がそんな失礼な口をきいたら、昔なら先輩にどやされていたでしょう。それをさらっといえてしまうのが斎藤のすごいところ」

この記者によれば、実際、斎藤には新人離れしたところがあるという。

「彼は天然ボケみたいにいわれますが、どうでしょう。囲み取材でも、彼は記者の表情をしっかり読んでます。それで答え方を決めている。たとえば若い女性記者の基礎的な質問には、“えっ、そんなことも知らないの? びっくり”ということを、言葉や表情に出します。だから聞く側としては、下手なことは聞けない気がして、緊張感を生む。記者の中には、“イチローさんみたい”という人もいます」

※女性セブン2011年2月24日号

関連記事

トピックス

長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン