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2011.02.25 10:00  女性セブン

貯金額3000万円 理想の夫の趣味はパンストはくことだった

 埼玉県在住のMさん(37)はエンジニアの夫と、小学4年生の長女の3人家族で5LDKの一戸建て住まい。一見何の問題もない幸せそうな家族なのだが、Mさんは夫へのアッと驚くような不満をぶちまけてくれた。

 * * *
 あれは忘れもしない4年前の春のことです。珍しく夫が風邪をひいて家で寝こんでいました。夕方になったので私は買い物に出て…。夫のあんな趣味を、知らないままでもそれはそれでよかったんです。気づいたとしても気づかないフリをしていてもよかった。でも、あの状況ではそうもいかなかったんです。

 私は寝ているはずの夫を起こさないようそっと寝室にはいり、着替えようと思ってウオークインクローゼットのドアを開けた途端です。

「パパッ、何してんのっ」
「なっ、なんだ、お前は」

 同時に叫んで、しばらくふたりとも動けませんでした。ビックリなんてもんじゃないですよ。上はパジャマ、下はスッポンポンにパンストをはいた夫がつっ立っていたんですから。

「そ、そこ、閉めろ。早く、出ていけ」そうして私を両手で突き飛ばして夫は、小一時間クローゼットにこもってしまいました。春とはいえ暖房のないクローゼットに、裸同然では寒いに決まっています。

「お願いパパ、何も聞かないからそこから出て」涙ながらに頼んでも出てこなかった夫ですが、「そろそろナツミ(娘)が塾から帰ってくるし」というと観念したのでしょう。ダッシュで走ってベッドの中にもぐりこみました。チラッと見たらパンストをはいたままでした。いったい夫の身に何が…。目撃したばかりのときは混乱の極みでしたが、その一方で、「ああ、やっぱり」という気持ちもありました。

 私たちは見合い結婚。私が26才で夫が38才のときでした。最初にビックリしたのは夫の貯金額です。なんと3000万円近くもあったんです。「お金は使わないと貯まる」と夫のいう通り、お酒は飲まない。たばこも吸わない。車はアブナイから、持たない。旅行は「知らないところは怖い」。趣味といえば、食後にバラエティー番組を見ることぐらい。おかげで結婚と同時に夫の実家の前に家を建ててもらい、友達には「玉の輿ね」とうらやましがられました。

 だけど不思議なことはいくつかありました。私のクローゼットの中のパンストがちょっと増えてるなと思ったこともあったし、はこうと思っていたパンストがないことも。「おかしいのよね」と夫にいうと、いつも「気のせいだろう」って。いま思えば、額に汗を浮かべ視線を泳がせていた感じだったんですよね。典型的な理系男の夫だから、本来ならもっと理屈っぽく説明したりしてもいい状況だったんですが…。そのたびに「ヘン!」とは思うものの、夫への関心が薄いせいか、次の瞬間「ま、いいか」と。

 クローゼットの引き出しのパンストの減りが早いなと不審に思ったことは何度も…。その夜、娘が寝たあと、リビングでうなだれている夫を問い詰めましたよ。

「なんで? 私の何が不満なの。お義母さんに相談する」というと、それまで黙っていた夫が「それだけはやめてくれ。見逃してくれ」って泣き伏したんですよ。10日ほど気まずい時間が流れたあと、私は夫にいくつかの約束をしてもらいました。

【1】誰にも口外しない。
【2】娘には絶対に悟られない。
【3】家以外ではしない。

 その後、ふたつ目までは厳しく守られていますけど、3つ目は半分反古です。夫は私と出かけるときにだけ「いいだろ?」といってズボンの下にパンストを着用するんですよ。小用のときも個室にはいってパンストと下着を同時に下げるとスーッとするんですって。もちろん私も気分よくはないですよ。でも、他で妙なことをされるよりはずっとマシ。マジメに働き、稼いだお金には執着がない夫は、この趣味さえなければ、理想の夫だと思います。

※女性セブン2011年3月10日号

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