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節約買い物法 特売品の周囲30センチに手を出すなと専門家

コンビニとスーパーの値下げ&サービス競争は日進月歩。PB(プライベートブランド)商品やポイントの仕組み、そして“売る側の論理”を知って、もっと安く、もっとお得に買い物するコツを、元コンビニ店長、元大手スーパー社員ら、節約の達人たちが伝授します。

【「特売日」と「ポイント5倍デー」を使い分ける】
「月に1回だった特売が、最近は月に3回にまで増えてきている」というのは元大手スーパー社員でショッピングアドバイザーの今野保さん。

特売日だけでなくポイント5倍デーなどを設けるスーパーが増えており、消費者は毎日お買い得の気分にさせられてしまう。しかし本当に狙いめなのは「特売日」だけだという。

「特売される商品は通常より1~2割ほど安い。つまり100円の商品だと10~20円安くなります。それに対してポイント5倍デーで得するのは0.4割(100円=1ポイントで計算)。100円買っても4円です」(今野さん)

ポイント5倍デーに買ったほうがいいのは、特売の対象になりづらいPB商品など。

【特売日に「買ってはいけない商品」】
特売を増やしたスーパーは、どこで利益を上げているのだろうか。流通ジャーナリストの金子哲雄さんは、「特売品の周囲30センチには手を出すな」という。

「スーパーには“集客商品”と“収益商品”があるんです。たとえば牛肉を手に取るお客さんは焼き肉のたれも買うことが多いため、特売の牛肉で客を集めて、焼き肉のたれを売って利益を上げる。同じようにそばの特売ならめんつゆを一緒に買わせるわけです」(金子さん)

“売る側の論理”を知ることも大切なのだ。

【ティッシュは大型店orドラッグストアで】
スーパーの特徴を知れば、お得な使い分けができる。「地元の中小スーパーは、精肉店や鮮魚店、青果店が大きくなってスーパーになったケースが多いんです。したがって、魚・肉・野菜に代表される生鮮三品を買うのがおすすめ」(金子さん)

日用品を買うなら、大型スーパーかドラッグストアがおすすめだ。「ドラッグストアの収益商品は薬や化粧品ですが、これらは頻繁に買うものではありません。そのうえ薬は外に置くことができませんから、集客のためには、赤字覚悟で日用品を店頭に置き、店内の薬を一緒に購入してもらうよう工夫しているんです」(金子さん)

【チラシはスーパーからのラブレター】
登録会員数が100万人を突破したケータイサイト「シュフモ」(http://shuf.jp)をはじめ、最近ではケータイからスーパーの特売チラシが見られるサイトが充実しており、利用者が急増中だ。一方、紙のチラシの利用方法について話すのは、前出の今野氏。

「同じ店の紙のチラシを1か月分くらい貯めて並べて見ると、何曜日に、どのような商品が特売になるかというお店の傾向が見えてきます」

次の特売までに冷蔵庫のストックを消費するなどの対策がとれるため、チラシチェックは無駄を省けるというメリットも。チラシはスーパーからのラブレターなのだ。

※女性セブン2011年3月10日号

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