国内

大震災の災害ゴミを片付ける費用 負担するのは誰?

国内観測史上最大となるマグニチュード9.0を記録した東北関東大震災。連日報道されるニュースを見ている中で、ふと抱く素朴な疑問に専門家が答えてくれた。

* * *
【疑問】震災にも保険はおりるの?

【回答】「各保険会社が、火災保険とセット(特約)で販売している地震保険に加入していれば、最大で建物5000万円、家財1000万円まで補償されます。通常の火災保険だけでは、震災で家が焼失した場合、補償の対象外とされてしまいます。

家財として認められるのはテレビ、パソコン、冷蔵庫などの家電や家具など“住宅内”にあるもので、自動車やバイクなど“住宅外”のものは家財として認められません」(総合保険代理店ライフィ代表取締役の澤田勉さん)

【疑問】災害ゴミを片付ける際の費用はどこが負担?

【回答】「通常の災害なら市区町村が全額負担しますが、今回は激甚災害に指定されているので国が災害復旧事業補助金を出し、半分、もしくはそれ以上を負担します。

阪神大震災のときには、建物11万棟分の災害ゴミ2000万トンを撤去するのに3年間で2655億円かかったといわれています。今回の災害ではそれ以上の規模になるのではないでしょうか」(K&T防災研究所所長の森田武さん)

※女性セブン2011年3月31日・4月7日号

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