ライフ

うつ解消法 早起きし日光を浴びてセロトニンを増やすべし

『ホンマでっか!?TV』に出演中の脳科学者・澤口俊之氏によると、憂うつな梅雨を乗り切るためのカギは、脳内ホルモンのひとつ「セロトニン」にあるという。澤口氏がセロトニンと“うつ”について解説する。

* * *
セロトニンは、安らぎを与えてくれるホルモンといわれるほど幸福感を左右します。セロトニンは、セロトニン神経が受ける刺激の強弱によってその量が増減します。そしてセロトニン神経にとって最大の刺激が、日光を浴びることなのです。ですから季節によってセロトニンの量は変動し、梅雨の時期は減ってしまいます。

セロトニンの量が減ると気分が憂うつになり、やる気がなくなります。それでは困りますから、梅雨時の脳対策は、セロトニン神経を鍛え、活性化することだといえるでしょう。セロトニンの量が増えると、気分がよくなり仕事も家事もよくできる人になれるはず。その状態を維持できれば、ストレスにも強くなります。

そのためには、【1】晴れた日は早起きし、日光を浴びる【2】食事の際はよく噛んで食べる【3】ウオーキング【4】腹式呼吸を行う、などです。咀嚼やリズミカルな歩行運動等には、いずれもセロトニン神経を活性化させる効果があることがわかっています。

ただし、気分と知的能力は異なります。暑くて湿度が高ければ知的能力は下がりますが、梅雨程度の暑さと湿度ではそれほど下がりません。ですから、梅雨のせいで気分が優れなくても、部屋で知的作業はできるはずです。仕事がはかどらない理由を梅雨のせいにするのはよくありません。

嫌な季節の梅雨ですが、晴れ間にはできるだけ外出を心がけ、前述のような方法も加えて、幸福感を増せるように心がけてほしいと思います。

※女性セブン2011年7月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

決死の議会解散となった田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
「市長派が7人受からないとチェックメイト」決死の議会解散で伊東市長・田久保氏が狙う“生き残りルート” 一部の支援者は”田久保離れ”「『参政党に相談しよう』と言い出す人も」
NEWSポストセブン
石橋貴明の現在(2025年8月)
《ホッソリ姿の現在》石橋貴明(63)が前向きにがん闘病…『細かすぎて』放送見送りのウラで周囲が感じた“復帰意欲”
NEWSポストセブン
ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
「ずっと覚えているんだろうなって…」坂口健太郎と熱愛発覚の永野芽郁、かつて匂わせていた“ゼロ距離”ムーブ
NEWSポストセブン
新潟県小千谷市を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA) 
《初めての新潟でスマイル》愛子さま、新潟県中越地震の被災地を訪問 癒やしの笑顔で住民と交流、熱心に防災を学ぶお姿も 
女性セブン
羽生結弦の被災地アイスショーでパワハラ騒動が起きていた(写真/アフロ)
【スクープ】羽生結弦の被災地アイスショーでパワハラ告発騒動 “恩人”による公演スタッフへの“強い当たり”が問題に 主催する日テレが調査を実施 
女性セブン
自民党総裁選有力候補の小泉進次郎氏(時事通信フォト)
《自民党総裁選有力候補の小泉進次郎氏》政治と距離を置いてきた妻・滝川クリステルの変化、服装に込められた“首相夫人”への思い 
女性セブン
ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
《初共演で懐いて》坂口健太郎と永野芽郁、ふたりで“グラスを重ねた夜”に…「めい」「けん兄」と呼び合う関係に見られた変化
NEWSポストセブン
千葉県警察本部庁舎(時事通信フォト)
刑務所内で同部屋の受刑者を殺害した無期懲役囚 有罪判決受けた性的暴行事件で練っていた“おぞましい計画”
NEWSポストセブン
秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が行われた(2025年9月6日、写真/宮内庁提供)
《「父子相伝がない」の指摘》悠仁さまはいつ「天皇」になる準備を始めるのか…大学でサークル活動を謳歌するなか「皇位継承者としての自覚が強まるかは疑問」の声も
週刊ポスト
ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
《「めい〜!」と親しげに呼びかけて》坂口健太郎に一般女性との同棲報道も、同時期に永野芽郁との“極秘”イベント参加「親密な関係性があった」
NEWSポストセブン
2泊3日の日程で新潟県を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA)
《雅子さまが23年前に使用されたバッグも》愛子さま、新潟県のご公務で披露した“母親譲り”コーデ 小物使い、オールホワイトコーデなども
NEWSポストセブン
すべり台で水着…ニコニコの板野友(Youtubeより)
【すべり台で水着…ニコニコの板野友美】話題の自宅巨大プールのお値段 取り扱い業者は「あくまでお子さま用なので…」 子どもと過ごす“ともちん”の幸せライフ
NEWSポストセブン