芸能

萬田久子 会社が経営不振の夫にポケットマネー8千万円渡した

8月9日夕方、がんで闘病していた萬田久子(53)の事実婚の夫、アパレルメーカー『リンク・セオリー・ジャパン』社長の佐々木力さん(享年60)が、スキルス性胃がんで死去した。

萬田が、香港のアパレルメーカーの社長だった佐々木さんの子を妊娠したのは、26才の時。そのころ佐々木さんには別居中の妻と3人の子供がいた。未婚のまま出産することを決意した萬田は、すべての仕事をキャンセルして、ニューヨークへと渡り、1987年10月に男児を出産。その後、佐々木さんは子供を認知し、都内の高級住宅街にある豪邸で、親子3人で暮らし始めた。

そして1994年、佐々木さんは前妻と正式に離婚。萬田が出産してから7年後のことだった。当然、ふたりは晴れて入籍するのかと思われたが、実際に籍を入れることはなかった。本人曰く、“明日入籍するかもしれないし、今日にでも別れることができる”。籍を入れなくても、ふたりの関係は揺るがないという自信が萬田にはあったのだろう。そして、男前の彼女なりのやり方で佐々木さんを支え続けた。あるアパレル関係者は、こんなエピソードを披露した。

「かつて佐々木さんの会社が経営に苦しんで低迷したことがありました。そんなときに萬田さんはポケットマネーからポンと8000万円もの大金を出した。さらに“大丈夫。あなたなら乗り切れるから”と声をかけ、精神的にも彼を支えた。その後、会社は持ち直し、大会社への成長を遂げたんです」

佐々木さんも、<パニックにならず、少し抜けている彼女の対応が、逆に僕の気持ちを和らげてくれた>と萬田への感謝をこう語ったこともあった。

最近では、そんな萬田の凛とした強い女性の生き方が多くの女性から支持を受けるようになり、かつて“不倫だ”“不道徳だ”と批判した世代の人々たちをも黙らせるほど、多くの女性が憧れる50代といわれるようになった。そんな萬田が、出演したトーク番組で佐々木さんとの関係についてこんなことを語っていた。

「私、ベッドは一緒じゃないと嫌なんです。何でかっていうと、イチャイチャするわけじゃないけど、いつ死んでるかわかんないじゃない?」

※女性セブン2011年8月25日・9月1日号

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