国内

「怒りを買うと社会的に抹殺される」2ちゃん「鬼女板」の力

 インターネットで「男が女に潰される時代」がやってきた。2つの「暴露サイト」が今、日本中の男たちを恐怖に陥れている。
 
 ひとつはアメリカ発の『is anyone up?』。別れた恋人の恥ずかしい画像をぶちまけるという、鬼畜のごとき内容で世界中から恐れられているサイトである。サイトを開くと元カレたちが暴露したと思われる金髪美女のヌードがまず目に飛び込んでくる。しかし、実はこのサイトが取り扱うのは女性の画像ばかりではない。むしろ別れた腹いせに、女性が元カレの痴態を暴露する事例が続出して注目を集めているのだ。
 
 目立つのが男性の局部の写真がどアップで掲載されるケース。「粗末!」「こりゃ誰でも別れるわ」と、閲覧者たちのコメントも容赦ない。アソコを見られるだけならまだ耐えられるが、この写真で社会的な立場を失いかねないから恐ろしい。実はこのサイト、Facebookに連動している。

「一度ヌード画像をアップされたら最後、自分の本名や家族、交友関係まで晒されてしまうんです。局部のアップ画像を暴露された20代のアメリカ人男性は、フェイスブックに職場名を書き込んでいたため、会社内や取引先で自分のアソコの画像がコソコソ回覧されるハメになったらしい」(ネットウォッチャー)

 現在は削除されているが、最近も日本人がこのサイトのターゲットとなった。恥ずかしい写真ばかりでなく、かつて送った手紙、彼女の求めで作ってあげた楽曲や「ポエム」、下手をすると痴態を記録した動画さえ公開されかねない時代なのである。

 もうひとつ危ないのが通称「鬼女板」といわれる2ちゃんねるの「既婚女性板」だ。主な住人は20~30代の主婦。恐るべき解析力で、ターゲットを丸裸にする。

「つい最近も、視聴者をツイッターで“あんたら”呼ばわりしたテレビ局の社員が、担当番組、住んでいるマンションの部屋番号、家賃、ネットオークションの出品履歴まで晒された。何かのきっかけで彼女たちの怒りを買えば社会的に抹殺されることもありうる」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)

 ツイッターやフェイスブックで誰もが簡単に自分の存在を発信できるようになった。しかしその分、ネットとの付き合い方には細心の注意を払わねばならない。

※週刊ポスト2011年9月16・23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
「埼玉を日本一の『うどん県』にする会」の会長である永谷晶久さん
《都道府県魅力度ランキングで最下位の悲報!》「埼玉には『うどん』がある」「埼玉のうどんの最大の魅力は、多様性」と“埼玉を日本一の「うどん県」にする会”の会長が断言
NEWSポストセブン
受賞者のうち、一際注目を集めたのがシドニー・スウィーニー(インスタグラムより)
「使用済みのお風呂の水を使った商品を販売」アメリカ人気若手女優(28)、レッドカーペットで“丸出し姿”に賛否集まる 「汚い男子たち」に呼びかける広告で注目
NEWSポストセブン
新関脇・安青錦にインタビュー
【独占告白】ウクライナ出身の新関脇・安青錦、大関昇進に意欲満々「三賞では満足はしていない。全部勝てば優勝できる」 若隆景の取り口を参考にさらなる高みへ
週刊ポスト
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
《出所後の“激痩せ姿”を目撃》芸能活動再開の俳優・新井浩文、仮出所後に明かした“復帰への覚悟”「ウチも性格上、ぱぁーっと言いたいタイプなんですけど」
NEWSポストセブン
”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン