ライフ

歳の差婚続出 もし上司が35歳年下妻と結婚したらどう祝う?

「ニュースから学ぶ大人力」、今回はコラムニストの石原壮一郎氏が、芸能界で相次いだ歳の差婚ニュースを題材に「大人の祝福の心意気」について学びます。

* * *

ベテラン芸能人の「歳の差婚ラッシュ」が続いています。最初の衝撃は、7月31日に判明した加藤茶の45歳差婚。68歳の加藤茶が23歳の一般女性と再婚していたことがわかって、世間はいっせいに「あんたも好きねえ」と突っ込みを入れました。

続いては、三度目の結婚となる堺正章。65歳の誕生日にあたる8月6日に、22歳年下の一般女性との婚姻届を提出しました。加藤茶と堺正章までは「まあ、あのふたりなら、そういうこともあるだろうな」と思っていたら、今月に入って60歳の小林薫が22年下のモデル兼女優の小梅と再婚していたことが判明。

もうそのぐらいにしておいてほしいという切ない願いも虚しく、ほぼ同時に68歳の寺田農が35歳年下の一般女性と再婚していたというニュースが流れました。大きな声では、とくに妻の前ではけっして口に出して言えませんが、中年以上の男性にとってはじつにうらやましい話です。

もしかしたら、上司や同僚、あるいは友達が、いきなり「歳の差婚」をすると言い出さないとも限りません。そんな場合、いったいどう祝福すればいいのか。大人のたしなみのひとつとして、あらかじめ考えておきましょう。

まずは全力でやっかむのが、同じ男としての責務。「うらやましすぎて殺意を覚えます!」ぐらいは言ってもいいでしょう。「落語じゃないけど、早死にしないようにね」も、縁起でもありませんが相手にとっては嬉しい言葉です。おめでたい話にふさわしくない「不謹慎な言い方」を積極的に繰り出すのが、歳の差婚の祝福におけるマナーです。

続いては、「どうやって口説いたの!?」「ふだん何の話をするの?」と、あれこれ詮索しましょう。「お前のどこがいいって言ってるの?」と率直に尋ねるのも一興。不思議がれば不思議がるほど、「この歳で若い女性を射止めた俺」に対する優越感や満足感をくすぐってあげることができます。本当はべつにどうでもよくても、本人はきっと好奇の目で見られることを期待しているので、大人の思いやりを発揮して頑張りましょう。

仕上げとして欠かせないのが、奥さんの人格を称賛しておくこと。本人としては「思慮の足りない若い女性をうまくだました」と見られるのを強く恐れているはず。今までの流れの罪滅ぼしも兼ねて「しかし、○歳も年上の男性と結婚しようと思うんだから、よっぽど人間ができていて、精神的に大人な頭のいい女性なんだろうね」ぐらいのことは言っておきましょう。奥さんをホメれば、間接的に本人をホメたことにもなります。

やっかみ→詮索→奥さん称賛。この大人の三段論法を繰り出すのが、歳の差婚を祝福するときの大人のセオリー。善行を積んでおけば、何かの形であやかれるかもしれません。

関連キーワード

トピックス

『東京2025世界陸上』でスペシャルアンバサダーを務める織田裕二
《テレビ関係者が熱視線》『世界陸上』再登板で変わる織田裕二、バラエティで見せる“嘘がないリアクション” 『踊る』続編も控え、再注目の存在に 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン
カザフスタン初の関取、前頭八・金峰山(左/時事通信フォト)
大の里「横綱初優勝」を阻む外国人力士包囲網 ウクライナ、カザフスタン、モンゴル…9月場所を盛り上げる注目力士たち10人の素顔
週刊ポスト
不老不死について熱く語っていたというプーチン大統領(GettyImages)
《中国の軍事パレードで“不老不死談義”》ロシアと北朝鮮で過去に行われていた“不老不死研究”の信じがたい中身
女性セブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《ベビーカーショットの初孫に初コメント》小室圭さんは「あなたにふさわしい人」…秋篠宮妃紀子さまが”木香薔薇”に隠した眞子さんへのメッセージ 圭さんは「あなたにふさわしい人」
NEWSポストセブン
59歳の誕生日を迎えた紀子さま(2025年9月11日、撮影/黒石あみ)
《娘の渡米から約4年》紀子さま 59歳の誕生日文書で綴った眞子さんとまだ会えぬ孫への思い「どのような名前で呼んでもらおうかしら」「よいタイミングで日本を訪れてくれたら」
NEWSポストセブン
試練を迎えた大谷翔平と真美子夫人 (写真/共同通信社)
《大谷翔平、結婚2年目の試練》信頼する代理人が提訴され強いショックを受けた真美子さん 育児に戸惑いチームの夫人会も不参加で孤独感 
女性セブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン
ヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹・蘭子を演じる河合優実(時事通信フォト)
『あんぱん』蘭子を演じる河合優実が放つ“凄まじい色気” 「生々しく、圧倒された」と共演者も惹き込まれる〈いよいよクライマックス〉
週刊ポスト
石橋貴明の現在(2025年8月)
《ホッソリ姿の現在》石橋貴明(63)が前向きにがん闘病…『細かすぎて』放送見送りのウラで周囲が感じた“復帰意欲”
NEWSポストセブン
ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
「ずっと覚えているんだろうなって…」坂口健太郎と熱愛発覚の永野芽郁、かつて匂わせていた“ゼロ距離”ムーブ
NEWSポストセブン
新潟県小千谷市を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA) 
《初めての新潟でスマイル》愛子さま、新潟県中越地震の被災地を訪問 癒やしの笑顔で住民と交流、熱心に防災を学ぶお姿も 
女性セブン