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金子哲雄氏 有楽町のガード下は昭和のテーマパークと絶賛する

 東京の各所で再開発が進む昨今だが、『ホンマでっかTV!?』(フジテレビ系)でもおなじみの流通ジャーナリストの金子哲雄さんには毎週月曜日、ある楽しみがあるという。そして、再開発に「反対」と説く。

 * * *
 ニッポン放送の収録(『垣花正あなたとハッピー!』)帰りに、有楽町のガード下でランチするのが、ぼくの月曜日の楽しみになっています。

 ここには昭和30年代の香りが残っています。銀座の隣とは思えない大衆的でレトロなお店がひしめいていて、さながら生きる昭和のテーマパークですね。焼鳥屋から韓国料理、タイ料理とアジア諸外国の料理が食べられ、海外旅行気分まで味わえちゃいます。

 ガードの向こうにはオープンしたばかりのメンズファッションの最新スポット『阪急MEN’S TOKYO』がそびえています。サラリーマンの小遣いがなかなか服まで回らないなか、どんな客層が集まるのか興味深いです。小金を持った男性がクラブのお姉さんと買いに来るのかなとか、金払いのいい男は不倫中かなとか、想像してしまいますね。

 このガードをはさんで昭和30年代と流行の最先端が共存しているところに、観光スポット有楽町の底力があるのでしょう。欧米人の観光客の人気も高いです。焼き鳥のいい匂いが漂ってきて食欲もそそりますしね。

 ここ、絶対に再開発しちゃダメですね。

※女性セブン2011年11月17日号

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