ライフ

「ああ、あの人も」芸能・スポーツほか2011年の物故者を偲ぶ

大人力コラムニスト・石原壮一郎氏の「ニュースから学ぶ大人力」。今回は今年一年を総括して、2011年の物故者を「大人として謹んで偲ぶ」方法を考えます。

* * * 
2011年も間もなく幕を下ろしますが、今年もたくさんの方々が、こっちの世界から別の世界に旅立って行かれました。年末になって飛び込んで来たのが、朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者・金正日(敬称略・以下同)の訃報。ほかにも、11月には落語家の立川談志、10月にはアップルCEOのスティーブ・ジョブス、7月には作家の小松左京など、今年は超大物の死が相次いだ印象があります。

それぞれの先人たちの業績に敬意を表し、その死を謹んで悼むのは、大人としての大切な務め。超大物の訃報にばかり目を奪われて、自分の人生に重要な意味を持つ人の死をうっかり失念するわけにはいきません。

「ああ、あの人も今年だったよね」と言い合いながら、みんなでそっとご冥福をお祈りすることができるように、あらためて「2011年の物故者」を振り返ってみましょう。

芸能関係では、個人的にも極めてショックでしたが、4月には元キャンディーズの田中好子が55歳の若さで亡くなりました。3月には坂上二郎、5月には児玉清や長門裕之、6月にはピーター・フォーク、7月には宮尾すすむ、8月には前田武彦や竹脇無我、9月には杉浦直樹……。それぞれの出演作品の思い出を語り合ったり、あるいはモノマネをしてみたりして、たくさんの夢や喜びを与えてくれたことに感謝したいものです。

今年は、野球関係者の訃報も目立ちました。2月には中日ドラゴンズ元監督の与那嶺要、3月には箕島高校野球部元監督の尾藤公、7月には阪神タイガースなどで活躍した伊良部秀輝、8月には巨人軍の名誉オーナーの正力亨、11月には「悲運の名将」と言われた西本幸雄……。

サッカー界では、8月に元サッカー日本代表のディフェンダー・松田直樹が、練習中に突然の悲劇に見舞われました。34歳の若さでした。7月には、元サッカー日本代表監督の森孝慈も世を去っています。

小松左京の話題が出たときに、作家つながりでいっしょに偲びたいのは、5月の団鬼六、7月の辺見じゅん、10月の北杜夫……。文化人方面では、今月に入ってから、脚本家の市川森一や映画監督の森田芳光が、相次いで亡くなりました。

もちろん、ここに挙げた以外でも、みなさんそれぞれに「今年は何といっても、あの人が亡くなったのが残念だった……」と思える人がいるはず。暮れのあわただしい時期ではありますが、もう一度ゆっくり思い出しましょう。

会話の中で、周囲が「へぇ、その人も今年だったんだね」と感心してくれる名前を上げることができたら、故人を偲ぶことになるだけでなく、その故人に関係するジャンルへの造詣が深そうに見えそうです。いや、まあ、そのあたりはあくまでも、どうでもいい極めてささいなついでの副産物ですが。

関連記事

トピックス

小島瑠璃子の美ボディが話題になっている
小島瑠璃子の中国進出は成功するか バラエティースキルを活かせるかは未知数、反日感情の影響も
NEWSポストセブン
1946年1月25日、新発売の煙草「ピース」を求める人々が銀座松屋に列を成す。写真=庭田杏珠 × 渡邉英徳『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(光文社 2020年)より
鮮やかによみがえる「終戦と復興」写真のカラー化がもたらす記憶の“解凍”
週刊ポスト
勤務するオフィスに向かう小室圭さん
小室圭さん、すでに「年収1600万円超え」報道の背景 転職サイト給与情報の“罠”
NEWSポストセブン
左から元NHK・内藤裕子、元日本テレビ・馬場典子、元テレビ朝日・石井希和、元TBS・竹内香苗、元テレビ東京・亀井京子、元フジテレビ・中村仁美
【全6局「人気女子アナ」同窓会#1】給料、社食…新人時代はクレーム対応も
週刊ポスト
約1万5000人の犠牲者を出した、1945年6月7日の大阪空襲。消火活動を行なう町の人々(カラー化/渡邉英徳)
AI技術と人の記憶によるカラー化でよみがえる「戦時下ニッポンの市民たち」
週刊ポスト
駅伝でも“エスビー軍団”は最強を誇った(1984年の東日本実業団対抗駅伝で瀬古からタスキを受けるロス五輪1万m代表の金井豊。写真/共同通信社)
瀬古利彦を育てた中村清監督、エスビー時代に繰り返し伝えた「才能は有限、努力は無限」
週刊ポスト
実質的には再放送にもかかわらず、高い視聴率を記録した(NHK公式サイトより)
中森明菜『伝説のコンサート』が驚異の視聴率4.6% 紅白出場への期待も高まる
NEWSポストセブン
中田翔には様々な意見が(時事通信フォト)
巨人・中田翔絶好調で坂本勇人の一塁転向は白紙か 「外野にコンバート」の可能性
NEWSポストセブン
バイタリティーあふれる山田くん
『笑点』座布団運びの山田くん、知名度活かして介護業に参入「高齢者施設」を来年開業
NEWSポストセブン
松田聖子を目撃
松田聖子、沙也加さんの初盆に“もう1つの遺言”と「新しいお墓」への願い
女性セブン
中林大樹の姿を目撃
竹内結子さん三回忌 中林大樹が子供のために決断、家族3人新生活は「海辺の街」で
女性セブン
インタビューに応じた女子大生
「18歳女子大生」独占インタビュー【第1回】吉川赳議員のついたウソ「私の年齢に食いついた」「愛人契約しないか」
NEWSポストセブン