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平均的な夫婦なら退職までに1500万円貯めればOKとの計算

厚生年金の支給開始年齢は、2025年(女性は2030年)までに65才に引き上げ、国民年金と合わせることが決まった。それどころか、さらなる引き上げペースの加速や、68~70才への引き上げも検討されている。

老後に不安を抱く最大の理由は、「先の見通しが立たない」こと。だったら先の見通しを立てるためにいくら貯めればいいのか? 経済ジャーナリスト・荻原博子さんはこう語る。

「平均的なサラリーマンと、専業主婦の夫婦が、2人とも86才まで生きるとして、65才からの21年間に必要なのは、約7000万円。退職金を1000万円、夫婦2人でもらえる年金は、毎月19万円×21年間で約4500万円と見積もると、資産は合計5500万円。つまり、退職するまでに1500万円貯めればよい、という計算になります」

1500万円は決して無理な目標ではないと、荻原さんはいう。

「まず、50才で住宅ローンやカードローンなどの借り入れゼロを目指しましょう。また、50才前後になれば、子供が独立しますね。そこで浮いた教育費も合わせれば、毎月15万円程度は貯蓄に回せます。そうすれば、1年で180万円、50才から60才までの10年間で、1800万円の貯金ができるんですよ」(荻原さん)

※女性セブン2012年1月19・26日号

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