芸能

元夫ボビー・ブラウンのDVで歯車が狂ったホイットニーの人生

 2月11日、宿泊先のホテルで死亡したホイットニー・ヒューストンさん(享年48)。一時代を築き、世界を代表するディーバだったホイットニーさんは、なぜこんなにも早く、命を落すことになったのだろうか。

 1992年に5才年下の歌手、ボビー・ブラウン(43)と結婚したホイットニーさん。翌年には長女(18)に恵まれ、女性としての幸福も手に入れたかに見えた…。だが、この結婚が、彼女の人生を転落させていくことになるとは、彼女自身、夢にも思っていなかっただろう。

 ボビーは、結婚当時はホイットニーさんと同じくらいの売れっ子だったが、彼女の人気と反比例するかのようにその人気に陰りが見え始める。すると、家庭内でそれまでとは別な一面を見せ始めた。在米芸能ジャーナリストはこう説明する。

「嫉妬にまみれたボビーは、コカインや大麻などの薬物に手を出し、彼女に暴力を振るうようになりました。それでも彼女はボビーを愛していたんです。なんとか更生させようと思っていたものの、夫に勧められるがままに自分も薬物に手を出し、やがては自分もドラッグに溺れていったんです」

 その後のホイットニーさんは、名声よりも“お騒がせセレブ”として話題となることが多くなっていく。2000年、滞在先のハワイで大麻を所持していたことが発覚。2001年にはテレビで薬物使用とアルコール依存症であることを告白した。それからしばらくすると、今度は“激やせ”ぶりでファンを驚かせた。薬物中毒が原因なのか、食欲不振に陥って4か月で18kgもやせ、身長170cm超の彼女が体重43.5kgに激減した。頬がこけて皺だらけになり、張りのある艶やかな胸も、あばら骨が浮く痛々しい姿となった。

 ボビーの家庭内暴力もエスカレートしていくばかりだった。2003年12月には、自宅で夫に殴られたとホイットニーさん自ら警察に通報したこともあった。

「このとき、ボビーに顔を殴られて上唇を切り、頬に打撲の痕があったそうです」(前出・ジャーナリスト)

 ホイットニーさんはなんとか薬物地獄から抜け出そうと、リハビリ施設に入所したこともあった。その一方で、人生転落の根源といえる夫とようやく離婚したのは、結婚から14年後、2006年10月のことだった。

※女性セブン2012年3月1日号

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