ライフ

温泉豆知識 成分分析表の読み方や源泉かけ流しの意味を解説

 スーパー銭湯に代表される“街ナカ”の温泉施設が人気の昨今。この寒い季節、手軽に行けて、すぐあたたまることができるのが最大の魅力だが、利用する前に知っておきたい温泉の豆知識を紹介しよう。

 温浴施設では、よく壁に『温泉成分分析表』が貼られているが、その読み方を知っておきたい。舞浜ユーラシア温泉入浴指導員・海老原一貴さんはこういう。

「日本の温泉は9種類の泉質に分類され、成分により違った効能が認められています。たとえば硫酸塩泉や炭酸水素塩泉には、毛穴の汚れや角質を落とす乳化作用が。pH値7.5~8.5の弱アルカリ性温泉にも同様の作用があり、弱アルカリ性のお風呂が美人の湯とされるゆえんです」

 また、塩化物泉は、皮膚に皮膜をつくり、低温でも保温効果が。一方、酸性泉には殺菌作用がある。

 また、よく使われる“源泉かけ流し”という言葉の意味だが、地中深くからくみ上げた温泉を、加水や濾過をしないでそのまま浴槽に注ぎ入れ、古いお湯はあふれ出てそのまま排出する仕組みになっている温泉のこと。

「つねに新鮮で成分そのままの温泉に浸かれるという意味では、温泉好きにとっては贅沢なお湯。一方、濾過装置を通してお湯を循環させているのが循環式。多くのかたが入浴してもいいように加温・加水・殺菌をしている場合がほとんどです」(前出・海老原さん)

※女性セブン2012年3月8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン