スポーツ

金本知憲を殴った男「金本は弱い印象。すぐギブアップした」

 まもなくプロ野球が開幕するが、オフシーズンにオンエアされる『ガンバレ日本プロ野球!?』(J SPORTS)は普段は見られないような選手の素顔、そして本音を聞けるとあって、プロ野球ファン・関係者の間で人気が高い。

 11年続く同番組だが、特に話題となった会が2005年にオンエアされた金本知憲(阪神)と、金本の東北福祉大野球部のチームメート・松本俊彦さん(ニカウさん・ソムリエ)、石田稔之さん(会社員)が登場した回だ(年次はニカウ・石田・金本の順)。番組で過去2度にわたって語られた伝説の「ニカウの金本殴打事件」とは――。東北福祉大の伝説の選手会長であり、「金本を唯一殴った男」として番組の名物キャラになったニカウさんが、出演の経緯、大学時代の思い出を語った。

 * * *
 番組に出るきっかけは、(番組MCを務める)大塚光二(元西武)から「後輩である金本の回に、サプライズゲストとして出てくれへんか」と連絡が来たことです。大学時代の仲間の頼みということもありOKしました。

 最初の収録は日曜の夜でした。仕事終わりの時間で大丈夫といわれたので、仕事着のまま収録場所に向かいました。打ち合わせたのは「ワインを1本持ってきて欲しい」というのと、出て行くタイミングだけで、あとはすべてアドリブ。(同じく番組MCの)金村義明さん(元近鉄、西武、中日)にうまく引き出してもらいました。

 ウチはフランス料理店だし、お客様は見ていないだろうとタカを括っていたんです。でも意外と多かった。もともと流行っている店ではありましたが、番組のおかげで連日満席状態。大塚からの予約も断わっちゃいました(笑い)。

 1回出してもらったら十分と思っていましたが、仕事の休みの日にロケが設定されるので、断わるに断われなかった。結局、番組に5回、キャンプに2回。ちょっと調子に乗りすぎましたね(笑い)。キャンプではサインを求められた。どうしてもといわれたんで、カタカナで“ニカウ”と書きました(笑い)。

 ボクは野球の腕は最悪なんです。大学時代、監督からは「練習しなくていいから食事の用意を手伝え」といわれてた(笑い)。大塚は野球を始めたのが遅かったけど、地肩が強くて、とてつもなく足が速かった。でも野球センスがなかったなァ。ボクがいえた立場じゃないですけどね(笑い)。

 カネモっちゃんはこの年齢まで頑張るとは思いませんでした。大学時代は頑張り屋でもなく、強いというより、むしろ弱い印象でしたからね。プロレス遊びでもすぐ関節技にギブアップしていました。まァ、ボクがもっと締めてたら今の彼はないですね(笑い)。

 ちなみに「ニカウ」の由来は、映画『ブッシュマン』に出てくるニカウさんに似ているところから。カネモっちゃんら後輩も“仇名にさんをつければ敬称になるやろ”って「ニカウさん」と呼ばれていました。ホントに失礼な後輩たちですよ。

※週刊ポスト2012年3月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
学業との両立も重んじている秋篠宮家の長男・悠仁さま(学生提供)
「おすすめは美しい羽のリュウキュウハグロトンボです」悠仁さま、筑波大学学園祭で目撃された「ポストカード手売り姿」
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン