ライフ

すれ違い夫婦 年に1度TUBEライブに行き離婚を毎年回避する

 生活リズムが違うすれ違い夫婦。そんな溝を埋めるために共通の趣味を持つ夫婦も多いだろう。今回紹介する神奈川県在住の会社員T.O.さん(52才)は、同い年の夫と2LDKマンションに2人暮らし。子供もいないふたりを繋ぐのは、1年に1度の恒例行事だという。

 * * *
 私たち夫婦は、今年で結婚17年目。TUBEのライブで隣の席だったのが、出会いのきっかけでした。お互いひとりで来ていたので、ライブ中に話すようになり、帰りに飲みに行くことに。ちょうど、ライブの興奮を誰かと話したかったので、すぐに意気投合し、ほどなく、つきあうようになりました。

 その後結婚したものの、私はOLを続けているし、夫は夜勤の仕事なので、すれ違いの毎日…。3か月間ほとんど顔を合わせないこともあるくらいなんです。盆も正月も休みが合わず、誕生日もクリスマスも一緒にお祝いしたことはありません。子供もいないので、同じ家に帰ってきているのに、まるでひとり暮らしのような生活なんです。

「これじゃあ、結婚している意味がない」と思うこともあるんですが、私たち夫婦をつなぎとめている、1年に1度の行事があるんです。それが、夏に開催されるTUBEのライブ。私たちが出会ったイベントです。

 この日のために、お互い絶対に休みを取るんですが、夫が無理しているのもわかるんです。だから、約束を守ってくれてありがたいなと…。それに、一緒にライブに行くと、また1年頑張ろうって、パワーをもらえるんですよね。だから、私たちにとっては、結婚記念日よりも大事な日。会場の横浜スタジアムにはいった瞬間、「あぁ、今年もふたりで来られてよかった」って、幸せをかみしめるんです。

「TUBEが解散したら私たちも解散かしら」なんて冗談をいいあいつつ、今年もすでにチケットをゲット。いまからライブが楽しみです。

※女性セブン2012年7月19日号

関連記事

トピックス

万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
9年の濃厚な女優人生を駆け抜けた夏目雅子さん(撮影/田川清美)
《没後40年・夏目雅子さんを偲ぶ》永遠の「原石」として記憶に刻まれた女優 『瀬戸内少年野球団』での天真爛漫さは「技巧では決して表現できない境地」
週刊ポスト
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
チームには多くの不安材料が
《大谷翔平のポストシーズンに不安材料》ドジャースで深刻な「セットアッパー&クローザー不足」、大谷をクローザーで起用するプランもあるか
週刊ポスト
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
週刊ポスト
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン
秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が行われた(2025年9月6日、写真/宮内庁提供)
《凜々しきお姿》成年式に臨まれた悠仁さま 筑波大では「やどかり祭」でご友人とベビーカステラを販売、自転車で構内を移動する充実したキャンパスライフ
NEWSポストセブン
自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン