ライフ

杉村太蔵「無断外泊黒髪娘と時間伝える茶髪娘どっちいい?」

“薄口政治評論家”と呼ばれ、バラエティー番組などで活躍中の杉村太蔵前衆議院議員(32才)が、女性セブン「家族事故調査委員会」委員長に就任。読者の家族に関する悩み相談に答える。

【質問】
 高校生の娘が最近、髪を金髪にして、制服のスカートもすごく短くしています。とくに悪いことをしているわけではないようですが、近所の目もあるし、服装の乱れから生活も乱れるというし…注意してもやめてくれません。どうしたらやめさせることができるのでしょうか。(41才・パート)

【杉村太蔵の回答】
 学校の規則もあるので何もかも自由であればいいというわけではありませんが、私から申し上げることはひとつ。

 あなたのお嬢さんは普通です。年ごろのお嬢さんがおしゃれを気にするのは当たり前。中学生、高校生にもなればお化粧をしたり、髪を染めたりしたくなるのでしょう。金髪は行きすぎかもしれませんが、お嬢さんが万引をして捕まったなど問題行為をしていない限り、温かい目で見てあげてはいかがですか?

 以前、教育関係の有識者の講演を聞いて、なるほどな、と思ったことがあります。その時も「子供がスカートを短くして困る」という声に対して答えていたんですが、その識者は「親と先生の前ではやめさせなさい」といっていました。“私たち親と先生の前以外ならいい”といい聞かせることが重要なんですって。

 考えてみればそうですよね。“あれはダメ、これはダメ”と口を酸っぱくしていうと人間は反発してしまうもの。あらぬ方向にいってしまい、事態を悪化させてしまう可能性があります。それよりも、ある程度の自由を与えておいたほうが、子供も“信頼されているんだな”と安心するのだと思います。

 私も全国各地で講演する機会がありますが、よく“うちの娘は年ごろになるのにおしゃれに興味を持ってくれない”という相談を受けます。スポーツなど他に興味があればいいのでしょうが、親からすると年ごろのお嬢さんがおしゃれにまったく興味がないというのも心配の種のようです。

 それに、黒髪でスカート丈も長めなのに、帰ってくる時間が夜11時で無断外泊もするようなお嬢さんと、茶髪だけど親に帰宅時間をちゃんと伝えるお嬢さんとどっちがいいですか?

 私は茶髪でもスカートが短くても両親とちゃんとコミュニケーションがとれ、「今日、何時に帰ってくる?」「夜7時ぐらい」と答えられるなら大丈夫だと思います。もっと信用してあげましょうよ。

※女性セブン2012年7月19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年、第27回参議委員議員選挙で使用した日本維新の会のポスター(時事通信フォト)
《本当に許せません》維新議員の”国保逃れ”疑惑で「日本維新の会」に広がる怒りの声「身を切る改革って自分たちの身じゃなかったってこと」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
《浜松・ガールズバー店員2人刺殺》「『お父さん、すみません』と泣いて土下座して…」被害者・竹内朋香さんの夫が振り返る“両手ナイフ男”の凶行からの壮絶な半年間
NEWSポストセブン
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《広陵高校暴力問題》いまだ校長、前監督からの謝罪はなく被害生徒の父は「同じような事件の再発」を危惧 第三者委の調査はこれからで学校側は「個別の質問には対応しない」と回答
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
齋藤元彦・兵庫県知事と、名誉毀損罪で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志被告「相次ぐ刑事告訴」でもまだまだ“信奉者”がいるのはなぜ…? 「この世の闇を照らしてくれる」との声も
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さん(Xより)、高野健一容疑者の卒アル写真
《高田馬場・女性ライバー刺殺》「僕も殺されるんじゃないかと…」最上あいさんの元婚約者が死を乗り越え“山手線1周配信”…推し活で横行する「闇投げ銭」に警鐘
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン