国内

オバマ大統領のツイッターにバカメッセージ送る日本人が続出

『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。7月27日配信の25号でも、

「またもやツイッターで飲酒運転告白ギャル登場。バカ発見器は通常運転」
「『メチャクチャにヤバイ就活生』がついに内定獲得!」

など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが、「オバマ大統領にバカツイッターユーザーが意味不明のツイートを連発」という事件だ。

 * * *
 これはまぁ、恥ずかしい話ですね。7月17日以降、米・オバマ大統領に対し、日本のツイッターユーザーが@マークをつけてメッセージを送りまくる事態となりました。なぜそんなことが発生したのかの本当の理由は不明なのですが、一つの説としてはこんなものがあります。

 2ちゃんねるにはこんな分析が書きこまれました。

「元々偽オバマをネタにしたツイートが大拡散→ネタと確認しないまま皆が本物と思って拡散→もはや偽垢をオバマが日本人に向けて作った垢だと思ってる人まで登場→そのまま本物の垢にやたらリプする人が出てきた」ってこと。

 ここでいう「垢」とは「アカウント」のことですが、これが事実であるとすれば、偽物のオバマ大統領にまつわるネタツイートが大拡散し、その流れで本物のオバマ大統領にメッセージを送る者が続出したということでしょう。

 気になるメッセージといえば、意味不明のものばかりです。

 三┌( ^o^)┐ピンポンダッシュだぁぁぁああああwwwwwww( ?三? ^o^)?三?ウォォォォォオオオォォォォオオ@BarackObamawwwwwwwwwwwwwwwww└(^o^;)┐逃げろぉぉぉぉおおおおぉぉwwwwwwwwwwww

 @BarackObama 渋谷のハチ公前で待ってます

 @BarackObama \( ‘ω’)/ウオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!

 こういったバカげたメッセージが多数書かれたわけですが、こうなると、「日本のバカが迷惑をかけて申し訳ない。あなたを応援しています」といった趣旨の文章を送るまともな方も多数登場するわけですが、残念なのが、かなりの割合で、英語の文法がメチャクチャだってことですね。

 この騒動はまだ続いていますが、途中、鳩山由紀夫元総理やレディ・ガガもターゲットになりました。

 なんだか一部のマーケッターは「ツイッターはネットリテラシーが高い人が多い」とか「ツイッターユーザーはマナーが分かってる」とか「ツイッターは炎上しない」とか言いますが、こんな状態みてもそう言えるんですかね?

※参考ページ
@BarackObama『Yahoo!リアルタイム検索』

※メルマガNEWSポストセブン25号

関連キーワード

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン