芸能

松坂桃李 シンケンジャーの秘密は撮影終盤まで知らなかった

 NHKの朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』が、9月29日に最終回を迎える。ヒロイン・梅子(堀北真希、23才)の、後に夫となるノブこと安岡信郎役として第1話から出演していたのは松坂桃李(23才)だ。

 松坂は1988年、神奈川県茅ケ崎市生まれ。2008年、大学1年生のときに友人からすすめられて応募した雑誌『FINEBOYS』のモデルオーディションでグランプリを受賞し、デビューした。翌2009年、『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)のオーディションで主役のシンケンレッド役を勝ち取り、ブレイク。ここに転機があったという。

「シンケンジャーは1年くらいの撮影だったんですが、残り3か月というある日にプロデューサーから秘密を打ち明けられました。“きみは、実は本物のレッドの『影武者』という設定なんだ。

 本物のレッドが別にいることが明かされるのは、ラスト間近で、共演者も知らないから誰にも漏らさないように”と。子供向けの戦隊モノなのに、ここまで深くストーリーを練り込んでいて、演じる自分にも途中まで伝えないほど徹底していた。芝居をつくる人たちの情熱に生で触れた瞬間でした。それから俳優業がどんどんおもしろくなっていったんです」(松坂、以下同)

 実生活では、よく話す明るい姉妹、パワフルで世話好きな母、穏やかで優しい父の5人家族。しかし、大学を休学して俳優をやりたいといったときは両親から猛反対を受けた。

「なかば家出同然でひとり暮らしを始めました。『梅ちゃん先生』に出演して、ようやく認めてもらえたのかも。やっと近所の人に言えるって。今では、父親から励ましの手紙が突然届くこともあるし、家族一丸となって応援してくれていますね」

 そんな松坂演じるノブが見られるチャンスも残りわずかとなる。名残惜しい気持ちもあるが、10月13、20日にはNHKBSで、スペシャル版『梅ちゃん先生~結婚できない男と女スペシャル~』(夜9時~)も放送される。

「詳しくは言えませんが、実は、ノブに浮気疑惑も出てきちゃうんです」

※女性セブン2012年10月11日号

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