芸能

視聴率低迷の『HEY!HEY!HEY!』が18年間続いた理由

 ダウンタウンが司会する音楽番組『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)が年内いっぱいで、終了することが発表された。

 1989年に『ザ・ベストテン』(TBS系)、1990年に『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)、『歌のトップテン』(TBS系)が相次いで終了。1990年代前半は音楽番組「冬の時代」といわれたが、1994年10月に始まった『HEY!HEY!HEY!』は、従来の音楽番組に捉われず、飛ぶ鳥を落とす勢いのダウンタウンをMCに起用。トークコーナーを重視した結果、1999年には視聴率28.5%を記録するなど、人気番組となった。1986年に始まった『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)とともに、J-POPブームを牽引する役割を果たしたといえる。

 だが、ここ数年は、視聴率が1桁台を記録することも珍しくなかった。リニューアルを重ねてもいっこうに視聴率は上がらず、番組が存続すること自体に疑問も持たれていた。今回、ようやく番組終了が発表されたわけだが、なぜ低視聴率にもかかわらず、ここまで番組が続いたのか? 芸能関係者はこう解説する。

「今の吉本興業の社長である大崎(洋)さんは、もともとダウンタウンのマネージャーで、2人の無名時代を支えた存在です。それもあり、ダウンタウンは吉本内で相当優遇されているといっていいでしょう。

 今、ダウンタウンが『視聴率をとっている』と胸を張っていえる番組は見当たりませんが、それでもなかなか番組が終了しないのは、当人たちの吉本内での力が大きいのはもちろんのこと、その背後にいる大崎社長の“威光”も大きいと思います」

 無名時代から一緒に戦ってきたパートナーの存在が、いまのダウンタウンの立場を強固なものにしているようだ。

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