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1か月1万円生活の森永卓郎 節約極意は「最後は煮ればOK」

 有名人が徹底した節約生活を競い合う『いきなり!黄金伝説』(テレビ朝日系)の人気企画「1か月1万円生活」。この企画を終えた経済評論家・森永卓郎さん(55才)は、これまでもケチケチ術を披露してきたが、この1か月1万円生活で新たに体得した節約術もあったという。その極意を4つ紹介しよう。

【節約は科学だ】
 番組で、森永さんが発した名言が、この「節約は科学だ!」というひと言。

「要は、頭を使って節約することが大事なんです。限られた食費のなかでお腹をすかせないためには、栄養を充分に摂ることが重要。だったら、安くて栄養価が高い食材を使えばいい。私がいちばん最初に手に入れたのは、マヨネーズ1kg(297円)でした」(森永さん・以下「」内同)

 卵と油を原料とするマヨネーズは、たんぱく質や炭水化物に比べてカロリーが倍以上ある“脂質”が多い。

「ミックスベジタブルも、1袋にはいっている粒の数を推定しました。1日あたり23~24粒まで食べられることを割り出し、効率よく使い切りました」

【とにかく人に聞く】
「節約は情報戦」と森永さん。世間にあふれるお買い得情報や節約レシピのうち、“本物”をかぎ取る嗅覚が求められる。特に口コミは重要だという。

「例えば、私は大学で教えているゼミの学生たちに“50円で食べられる豪華節約レシピ”を募りました。今の若い子はお金がなくて、お得な情報に敏感。“3袋入りで100円程度の焼きそばが使えます”などと教えてもらい、ずいぶん助けられました」

【キャベツの葉、ラードはタダでもらえ!】
 スーパーでは、キャベツやレタス、白菜といった葉物は、見た目をよくするため、外側の葉を捨てている店が多い。

「その葉をもらうんです。店員に頼めば、ほとんどのところがタダでくれますよ。多少見た目が悪くても、チャーハンや鍋物にしてしまえばわかりません。重宝します。もし店の人に断られても、言うのは無料ですから、財布は痛くもかゆくもありません。スーパーの精肉コーナーでは、ラードや牛脂が無料でもらえる店もあります。ドラッグストアでは、店頭に置ききれない健康食品などの試供品をバックヤードにストックしていることも多いので、一度頼んでみるといいでしょう」

【最後は煮ればOK】
 激安品になっている食材は、賞味期限切れが近づいていることも多い。

「野菜でも総菜でも、ぎりぎりになると桁違いに安くなります。しわくちゃになった野菜は、見た目は悪くても風味はしばらく持つ。味や食感が落ちてきたら、最後は煮込んじゃえばいいんです」

※女性セブン2012年11月29日・12月6日号

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