経費節減で忙しくなるのが局の女子アナだ。社員なのでタレントやフリーアナウンサーと違って出演料がかからない。近年の安上がりな番組作りには欠かせない存在なわけだが、「ギャラのいらないタレント」として酷使されることもあり、フリーへの転身が相次いでいる。
特に一昨年の賃金改定で、「実質給与30%カット」とも言われる日本テレビは深刻だという。西尾由佳理アナ(35)、宮崎宣子アナ(33)、夏目三久アナ(28)といった看板女子アナが相次いで退社。
「次は石田(旧姓・葉山)エレーヌ(30)が産休明けにフリーになるのではと言われています……。昨年入社の徳島えりか(24)が『行列のできる法律相談所』『Going!』などで大車輪の活躍ですが、人手が足りないので新人もすぐに働いてもらわないと困るというのが本音です。
他社より局アナが10人ほど少ない状況ですから、夜の『NEWS ZERO』を担当する鈴江奈々(32)のように報道もバラエティーもできる人員が仮に退社したりすれば、やりくりできなくなる」(日本テレビ編成局関係者)
※SAPIO2012年12月号