ライフ

「塩鮭もち」と相性抜群 正月の箸休め「紅白なます」レシピ

 何かとご馳走が多い年末年始。でも、そんな時だから、やさしい箸休めがほしくなることも。そこで、NHK『きょうの料理』などで人気の料理研究家・鈴木登紀子さん(89才)が、お正月ならでは料理「紅白なます」の作り方を教えてくれました。

 * * *
 みなさまもお正月の準備にてんてこ舞いかと存じますが、今回は、何かとごちそう攻めになりがちなお正月に、シンプルかつ胃にもやさしい箸休め、「紅白なます」をご紹介しましょう。12月30日ごろが作りどき。1週間ほど日持ちしますから、多めにお作りになってもよろしいかと思います。

 まず、お大根(約600g)は色白で太め、ずっしりと重いものをお選びください。こちらを4cm長さに切って皮をむき、縦の面を薄く切ります。少しずつずらしてまな板に並べ、縦のせん切りに。にんじん(60g)も同じ長さに縦の薄切りにしてください。

 大きめのボウルに大根とにんじんを入れて塩大さじ1をふり、はじめはそっと、水けが出てきたら次第に強く手でもんで、しんなりさせます。ここでちょっと指先を舐めて、塩加減を確認しますよ。

 ほどよい塩気が伝わってきたら、少し水気が残るように絞ります。ムラが出ますから、無精していっぺんに全部絞ろうなんてダメですよ。それから、あんまりぎゅーっと絞らないこと。あとでお酢を入れたときに、お酢を吸いすぎて酸っぱくなりますからね。

 蓋付きの容器に移し、砂糖大さじ3、酢大さじ4を加えてまんべんなく混ぜ、蓋をして冷蔵庫へ入れます。1日に2~3回混ぜて味をなじませてください。2日目くらいから食べごろになりますから、ちょうど元日にはおいしくいただけます。

 それから、お正月といえばおもちですけれども、この紅白なますにとてもよく合うのが「塩鮭もち」。

 塩鮭(できれば辛口)は焼いて皮と骨を取り、粗くほぐしておきます。これをふっくら焼けたおもちで挟んで、焼き海苔で巻くだけです。お正月ならではのおやつにもなりますよ。香ばしいほうじ茶と、どうぞ。

※女性セブン2013年1月10・17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《美女をあてがうスカウトの“恐ろしい手練手管”》有名国立大学に通う小西木菜容疑者(21)が“薬物漬けパーティー”に堕ちるまで〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者と逮捕〉
NEWSポストセブン
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
悠仁さま、筑波大学で“バドミントンサークルに加入”情報、100人以上所属の大規模なサークルか 「皇室といえばテニス」のイメージが強いなか「異なる競技を自ら選ばれたそうです」と宮内庁担当記者
週刊ポスト
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン
復興状況を視察されるため、石川県をご訪問(2025年5月18日、撮影/JMPA)
《初の被災地ご訪問》天皇皇后両陛下を見て育った愛子さまが受け継がれた「被災地に心を寄せ続ける」  上皇ご夫妻から続く“膝をつきながら励ます姿”
NEWSポストセブン
子役としても活躍する長男・崇徳くんとの2ショット(事務所提供)
《山田まりやが明かした別居の真相》「紙切れの契約に縛られず、もっと自由でいられるようになるべき」40代で決断した“円満別居”、始めた「シングルマザー支援事業」
NEWSポストセブン
武蔵野陵を参拝された佳子さま(2025年5月、東京・八王子市。撮影/JMPA)
《ブラジルご訪問を前に》佳子さまが武蔵野陵をグレードレスでご参拝 「旅立ち」や「節目」に寄り添ってきた一着をお召しに 
NEWSポストセブン
1990年代にグラビアアイドルとしてデビューし、タレント・山田まりや(事務所提供)
《山田まりやが明かした夫との別居》「息子のために、パパとママがお互い前向きでいられるように…」模索し続ける「新しい家族の形」
NEWSポストセブン
新体操「フェアリージャパン」に何があったのか(時事通信フォト)
《代表選手によるボイコット騒動の真相》新体操「フェアリージャパン」強化本部長がパワハラ指導で厳重注意 男性トレーナーによるセクハラ疑惑も
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【国立大に通う“リケジョ”も逮捕】「薬物入りクリームを塗られ…」小西木菜容疑者(21)が告訴した“驚愕の性パーティー” 〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
国技館
「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン