ライフ

55才婚活女記者 「まずは男の在庫確認を」と助言を受ける

 婚活がブームになっているが、婚活をやっているのは20代や30代の女子ばかりではない。40代や50代でも何とか結婚しようと必死な人もいる。女性セブンの名物記者、オバ記者(55才)もそのひとりだ。以下はオバ記者の婚活レポートだ。

 * * *
「55才か56才で、5才から8才年下のリッチで美しい人と結婚します」

 3年前、イタリア・フィレンツェの占い師に言われ、そのときは小躍りしたオバだけど、その55才もあと4か月で終わる。

 これから出会って結婚までこぎつけるのは、いくらなんでもムリぢゃね…。二日酔いで気弱なオバに「なら、まず在庫を点検しましょうよ」と、結婚してから前しか向かなくなった小娘編集嬢Aがけしかける。

 在庫といっても、私に特定の男がいないのは彼女は百も承知している。

 男友達が変態して結婚相手にならないか。未婚、既婚、年下、年上。すべての枠をとっぱらって考えてみようと、こう言うのだ。

「そういえば去年、年子の弟さんの紹介で会って飲みデートした男子がいたでしょ?」

「身長180cmでぜい肉のひとカケラもない、それはそれは美しいヒトね。

 バツイチで独身の2才年上で、田舎の母ちゃんも“おっかねぇほどいい男”って言ってたけど」

「けど、何?」

「彼からの会おうメールに気づくのが遅くてすれ違っちゃったり、私がヒマだと向こうが忙しかったり。ま、タイミングが合わないのよ。それにハンサムは気が引けるというか…」

「ふぅ~ん。そうそう、数年前に私と六本木を歩いていたときナンパしてきたオジィさんとはどうなったの? 伊豆に住んでいる元商社マン」

「ああ、70いくつかのヒトね。次に伊東の日帰り温泉で会ったら、海見ながらず~っと説教しどおし。そんな考えじゃ、結婚してもうまくいかないとか何とか。そのくせ電話攻撃がすごくてさ。春先は特に」

「むむむ。あとは?」

 えーと、2012年、いちばん頻繁に会った男はコーヒー豆の焙煎が趣味で、それはそれはおいしいコーヒーを作る45才の独身Nくんだ。月に2度は彼の勤め先の喫茶店に取りに行っていた。

 が、気を抜くと彼の奇癖につきあわされることになる。これが彼のいう“ギロン”なのだけれど、「日本は共産主義の国家になればいいんです」とシラフで大声でまくしたてる男をどう扱ったらいいか。

※女性セブン2013年1月10・17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン