芸能

月亭可朝さん イブの夜に宝塚女優と宿泊も爆睡の過去を告白

 適量が大事だとわかっていても、「酒は三献に限る」をどうしても守れず、飲み過ぎて後悔してしまうもの。酒を酌み交わして生まれる縁もあれば、壊れる絆もある。各界著名人が迷惑をかけた“あの人”を思い出しながら語った「泥酔録」には、酒を愛し、人を愛する「人生の滋味」が溢れている。

 ここでは、落語家の月亭可朝さんが、30数年前に処女だったという、ある宝塚女優に謝りたいと語る出来事だ。

 * * *
 あれは30数年前、ワテが40歳かそこらの頃でんなあ。宝塚歌劇団所属の、べっぴんもべっぴん、処女は間違いなしちゅうオナゴと知りおうたんです。

 いつもは手が触れただけでベッドに連れ込むちゅうワテが、この子にだけは紳士を貫き通しました。彼女には同居している姉がおって、1年かけてこっちの信用を獲得したんです。相手がヅカガールやからと、密かにダンスのレッスンまで受けてましたがな。

 クリスマス・イブの夜、いよいよ暗黙の了解ちゅうんですか、2人っきりで大人の時間を過ごす機運が盛り上がった。お目付け役の姉からも「お泊りはアカンけど、夜は遅うなってもかまへん」というお墨つきまでもろたんです。

 高級レストランで彼女と食事をした後、神戸の有名なダンスホール「北野クラブ」でお酒を愉しみました。

 ところがこの日、僕は朝から後援者とゴルフでしてね。これがまた、ラウンド中から酒を飲むという、ウワバミみたいなオッサンでんねん。僕も夜のことがあるから、つい浮かれて調子に乗ってご相伴してしもた。

 おかげで、ホテルにしけこんだものの、愚息がさっぱりいうこと聞きよらへん。挙句の果てには、昼間の疲れで爆睡ですわ。

 結局、朝まで一緒やったのにセックスはなし。1年の苦労が水の泡のうえ、彼女を傷つけてしもた。マンが悪いというのは、このことでんな。その後、彼女のクルマの代金の半分を出したりして挽回を図ったけど、結局はナンもせんまま別れてしまいました。

※週刊ポスト2013年2月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(クマの画像はサンプルです/2023年秋田県でクマに襲われ負傷した男性)
ヒグマが自動車事故と同等の力で夫の皮膚や体内組織を損傷…60代夫婦が「熊の通り道」で直面した“衝撃の恐怖体験”《2000年代に発生したクマ被害》
NEWSポストセブン
対談を行った歌人の俵万智さんと動物言語学者の鈴木俊貴さん
歌人・俵万智さんと「鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴さんが送る令和の子どもたちへメッセージ「体験を言葉で振り返る時間こそが人間のいとなみ」【特別対談】
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン