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糖質オフダイエットが危険説 糖質摂取量少で早死する可能性

<長期の糖質ダイエット危険? 5年以上で死亡率に差>──1月26日、朝日新聞の夕刊にそんなセンセーショナルな見出しが躍り、衝撃が走った。

 それは国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋医長らが、米の科学誌で発表した解析結果だった。

「大流行している糖質オフダイエットですが、確かに短期間、数年以内であれば減量効果があるんです。血圧、血糖値、コレステロールも下がることがあり、一見健康にいいダイエットではありますが、5年以上継続するとなると、慎重であるべきだと思います」

 女性セブンの取材に、能登医長があらためて、そう警告する。今回発表した内容は、昨年9月12日までに発表された糖質制限食に関する海外の9論文を統合解析したもので、研究対象となったのは20~75才の男女27万人。

 摂取した総カロリーに占める糖質の割合に応じて10グループに分けたところ、そのうち糖質が最も少ないグループ(食事全体の30~40%以下)の死亡率は、最も高いグループ(食事全体の60~70%。※お米が主食のアジア圏の想定値)の1.31倍となったのだ。

「今回元になったデータはおもに一般の国民調査によるもので、糖質オフダイエットをしているかたを対象にしたものではないので、この結果をもって、“糖質制限ダイエットが危険だ”“よくない”と言い切ることはできません。ただし、糖質を少なく摂っているかたは死亡率が高まる、もっと平たく言えば早死にする可能性があるということがわかったんです」(前出・能登医長)

※女性セブン2013年2月14日号

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