芸能

大塚アナの再発早めたか「退院後5か月復帰で体に負担」と医師

 3月16日、フリーアナウンサーの大塚範一さん(64才)が急性リンパ性白血病を再発し、再入院することがフジテレビから発表された。復帰となるはずだった4月スタートの情報番組『アゲるテレビ』(フジテレビ系)への出演は見合わせることとなった。

 2011年11月に急性リンパ性白血病と診断された大塚さん。すぐに入院して治療に専念したが、やはり早期復帰は叶わず、2012年3月に『めざましテレビ』の“卒業”を余儀なくされた。

 そして始まった闘病生活は壮絶だった。大塚さんの姉は、かつて女性セブンの取材にこう話していた。

「10日周期で抗がん剤を打たないといけないと聞いています。抗がん剤を打つと、吐き気だとか相当苦しいようです。体調もいいときと悪いときが繰り返しあって…」

 抗がん剤の副作用で髪も眉も抜けて、顔はパンパンに膨らんだ。無菌室でビニールの帽子をかぶり、起きることすらできない日々が続いた。さらに複数の感染症に襲われ、当初の予定より2か月遅れの同年10月に、ようやく退院となった。だが、病院側は退院にあまり積極的ではなかったという。

「再発もしやすい病気ですし、病院外では感染症の危険も増すので、病院としては、できれば退院させたくなかったそうです。ですが、退院が延期になって落ち込む大塚さんを見て、“そのストレスが快復の妨げになっているのではないか”と判断して、退院を決めたようです」(医療関係者)

 そんな状態のなか、大塚さんは前述した通り、早々にテレビへの復帰を決めた。もちろん生きる活力を見い出すためという目標もあったが、彼には働かなければいけない理由があった。

「入院費が思っていた以上にかかったんです。これからの治療費も必要ですし、休み続けるわけにはいかなかった。フジテレビは大塚さんの健康面を考慮し、新番組には当初、週に2日程度の出演を予定してましたが、大塚さんから“毎日出たい”という申し出があったそうです」(フジテレビ関係者)

 大塚さんは4月のスタートに向けて、スタッフの先頭に立ち、熱心な打ち合わせを重ねていた。そんな矢先の“再発”だった。九州大学医学部の杉町圭蔵名誉教授は、大塚さんの再発について、こう言う。

「退院して5か月での再発は早いですね。復帰番組ということで、大塚さんには、相当なプレッシャーがあったんだと思います。それがストレスとなって、体に負担をかけ、再発を早めた可能性は否定できません」

※女性セブン2013年4月4日号

関連記事

トピックス

佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン