ビジネス

3か月で4億円稼いだ個人投資家 年内でさらに5億円目指す

 なんと1か月で1億円以上! 活況を呈する株式マーケットでは、桁違いの額の利益を上げる投資家が現われ始めている。「アベノミクス・ドリーム」を実現した33歳の個人投資家・「武者修行中」氏に話を聞いた。

 * * *
 私は育児をしながらトレードをするシングルファーザー・トレーダーです。平日は早朝から夕方までトレードに没頭し、週末だけ元妻に子供を預けて、家賃12万円のセカンドハウスでリフレッシュする生活を送っています。

 トレードは1~2日で売買を完結させる短期スイング取引が中心です。この1月は1.4億円、2月は1.2億円、3月はまだ半ばながら1.5億円以上のプラス。3月には投資人生最高の前日比4600万円増もあり、資産5億円を達成しました。年内10億円を目標にして、それまでは強気に攻めようと考えています。

 今は世界中のマネーが日本の株式市場に集まってきているイメージです。ファーストリテイリングやソニーなどの超大型株でさえ日替わりで10%も動くような「世界全員参加型」の相場。そのような相場はなかなか下がらない。一時的な下落はあっても、15年くらいまで上昇相場が続く可能性があると見ています。

 今後の相場は7月の参院選がキーポイントです。今の上昇相場も政治がきっかけでした。毎年、株価が調整局面に入りやすい4~5月に気をつけ、6~7月からまた選挙をきっかけに年末までいい相場が続くビジョンを持っています。

 注目されるのはネット選挙関連です。党首討論をネット中継したドワンゴ(東証1部・3715)、ツイッターの日本語版を運営するデジタルガレージ(ジャスダック・4819)、政治情報プラットフォーム「政治山」を展開するパイプドビッツ(マザーズ・3831)などです。

 続いて、造船株。2007~2008年、バルチック海運指数(鉱石や穀物を運ぶばら積み船運賃の総合指数)が高騰したとき、海運業が活発になると造船受注が増えるという連想から、海運株の後に造船株が上がりました。

 今回も、「TPPで貿易が活性化」→「造船受注の増加」という流れから、三井造船(東証1部・7003)や佐世保重工業(東証1部・7007)、日立造船(東証1部・7004)には注目しています。特に、三井造船はメタン・ハイドレートという新しいテーマもあり、期待が持てます。

※週刊ポスト2013年4月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン