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セレブのお直し事情「鼻と豊胸が多い。歯は当たり前」と識者

海外スターのお直し事情を語るコラムニスト桜井美和さん

 新入学や入社、人事異動、引っ越しなど、新しい生活がスタートする春。「人は見た目が9割」と言われるように、初対面の印象はその後のパーソナルイメージをも決定づけてしまうのも事実だ。そうなると出会いのこの季節こそ、まずは好印象を狙いたい! でも実際どこに気を使ったらいいのだろうか?

「見栄え」に最も気を使っている職業といえばスター。特に海外のスターたちは、顔からボディーまで美を追求する“マイナーチェンジ”を当たり前のように行っている。「ハリウッドセレブの整形は、鼻と豊胸が多いですね」というのは、海外セレブコラムニストの桜井美和さん。カミングアウトしている人はごく一部だが、変化が一目瞭然というケースはけっこう多いという。

「アシュリー・シンプソンは、魔女っぽいワシ鼻をお直ししたという噂です。以前の太い鼻筋が、いつの間にか細くスッとした鼻になっていますね。美容整形とは言わず、鼻が曲がっているから『鼻中隔湾曲症』の手術という名目でお直しをするセレブもいると言われています。キャメロン・ディアスやジェニファー・アニストンがそうですね。アメリカではセクシーさを出すために、唇のボリュームアップも多いです。リンジー・ローハンやミーガン・フォックスは間違いないでしょうね。

 スターにとっては笑顔の印象が大事で、きっちり歯を見せて笑うためにはやっぱり歯が命。当たり前に直しますよね。『ハイスクール・ミュージカル』で有名になったアシュレイ・ティスディルは、出っ歯だった歯並びを整えて白くピカピカに。アイドル出身のマイリー・サイラスも、ローティーン時代は歯並びがガタガタ、歯の大きさもバラついていましたが、特殊樹脂で歯の形を整えるなどで、バランスのとれた歯に変わっていますね」(桜井さん)

 海外では、身なりのうち、「時計」「靴」「歯」でステータスを判断されるという。『シルク・ドゥ・ソレイユ』のメンバーなど、外国人の患者も数多く看ている、水天宮前、人形町からもほど近い東京都中央区日本橋浜町にある『トルナーレデンタルクリニック歯科・矯正歯科』の龍信之助院長もこう話す。

「日本ではアイドルの八重歯はかわいいと人気ですが、海外ではマイナスイメージなんです。日本のスターも、ワールドワイドでの活躍を視野に入れるのであれば、これからは歯並びも含めて歯の美しさをまず第一に考えたほうがいいと思います。アメリカの人気ドラマ『アグリー・ベティ』では、主人公の女の子がワイヤー矯正をしていますが、あれもマイナスイメージの象徴として使われていましたよね。今は、透明なマウスピースで着けていることを気づかれないインビザライン矯正もあります。実際、ジャスティン・ビーバートム・クルーズも使用していてそれがYouTubeで公開されていたりと、アメリカではポピュラーなんですよ」

 海外セレブも使っているというこの「インビザライン矯正」。日本でも話徐々に話題になってきているというが、いったいどんなものなのだろうか?

「インビザライン矯正は、最初にゴールの歯並びまでを設計し、2週間ごとにマウスピースを着け替えていくというものです。透明なマウスピースなので見た目でまったく気づかれないのと、ワイヤー矯正ほどの痛みや煩わしさを伴わないのが大きなメリットです。着け外しも簡単なので、食事や歯磨きのときにも邪魔にならないんです。歯並びを気にして歯を見せて笑えなかった人も、自信をもって笑顔を見せられるようになると思いますよ。

 歯を見せて笑うことに慣れていない日本人は、エラのあたりの筋肉が発達して顎関節症になりがち。そこで私は、スマイル筋を鍛えて小顔になるエクササイズ、“スマイルワークアウト”の提唱もしています。ハリウッドには“笑顔の先生”がいるほど笑顔への意識が高いんですよ。ステキな笑顔こそ第一印象アップの重要なファクター。私のクリニックでは、学生の方には通常の20%オフになる“学割”をご用意しましたので、インビザライン矯正をスタートする時期としてもオススメですね」(龍院長)

 確かに、初対面で暗~い表情の人よりは、パッと明るい笑顔の人には誰しも好感を持つもの。新生活でいいスタートを切るためには、ハリウッドセレブばりの輝く笑顔を身につけるのも手かもしれない。

人物撮影■Shinya Mano

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