国内

元自衛官芸人「安定収入、クビにならず戦争がなく女にモテる」

 世界情勢は不安定さを増す一方だ。日本のまわりだけみても、北朝鮮、尖閣諸島ときな臭い話が続く。われら日本人は戦争が起きると思っているのか、いないのか。自衛隊でレンジャー部隊所属だったというお笑い芸人に、作家の山藤章一郎氏が質問した。

 * * *
 2013年度、防衛関係費は11年ぶりに400億円の増額となる。計4兆7538億円。うち、約2兆1000億円が隊員の給料、食糧費。隊員は、日本の全国家公務員64万人のうち36%に近い23万人を占める。ところが──。

 お笑いコンビ〈弾丸ジャッキー〉の向かって右・テキサスは、1000人いる香川・善通寺駐屯地のエリート集団、20人のレンジャー部隊だった。

「女にモテる隊員も確かに多いすよ。安定収入、強そうな腕っぷし、クビにならない。しかも戦争はない。ときっちり思っていたのに、ぼくの同期、イラク派遣。話が違うって、奥さんに怒られてた。

 とにかく危機感なんてあるわけない。ボクも除隊後は野っぱらでエアガンを撃ち合ったりします。ドッジボールみたいなものですね。現実感のないサバゲー(サバイバルゲーム)で、平和を遊んでみようかって。

 しかし、折角、訓練して鍛えてんだから、戦争がないんならテロ、災害、島の小競り合い、なんかあるだろ、ヨッシャ、飛び出すぞうっていう気持ちはある。だけど、昔から軍人は戦争をしたがらないんです。自分の命かかってますから。だからどこから考えても、日本に、戦争なんかあるわけないすよ」

※週刊ポスト2013年4月19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン