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相続税改正 免除のボーダーラインは2800万円下がる

 相続税が本格的にアップする──そんなニュースを聞き、「実家の土地も税金にもっていかれちゃうの?」と思った人もいるかもしれない。

 新政権下で行われた相続税改正のポイントは2つ。1つは、税金が免除される額が大幅に減らされる点。2つ目は、税率が上がり、最高で55%に上昇する点だ。

『モメない相続』(朝日新書刊)の著者で弁護士の長谷川裕雅さんは、私たちの相続に起こる変化をこう解説する。

「2015年1月から、相続税に関して税金が免除される額、いわゆる“基礎控除”の金額がなんと4割も減ってしまいます。

 仮に、親から2人の子供が相続する場合、今までは7000万円(5000万円+1000万円×2人<=相続人の人数>)までは無税でしたが、今後は無税の範囲が4200万円(3000万円+600万円×2人<=相続人の人数>)になってしまうのです」

 つまり、子供2人が相続する場合で、税金が免除されるボーダーラインが2800万円も下がってしまうのだ。

※女性セブン2013年5月2日号

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